2021衆院選特集

山口3区、大物合戦決着 自民・河村氏出馬見送り 党「勝てる林氏」優先

山口2021/10/14 23:56
山口市のホテルであった支援者との会合に向かう河村氏(中)。右は長男で秘書の建一氏(13日)

山口市のホテルであった支援者との会合に向かう河村氏(中)。右は長男で秘書の建一氏(13日)

 衆院が解散した14日、自民党大物同士の戦いが決着した。党分裂選挙が見込まれた衆院選山口3区は前職の河村建夫元官房長官(78)が立候補を見送る意向を固め、党本部は林芳正元文部科学相(60)の公認に向けた調整に入った。林氏は外堀を着実に埋め、首相派閥となる追い風も受けた。党本部は「現職優先」より、地元の意向に沿って勝てる候補を優先した。

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 河村氏は14日に予定していた記者会見を中止。本会議も欠席したが、夕方に突然、党本部に姿を現した。遠藤利明選対委員長と約10分間会い、報道陣には無言で立ち去った。

 一方の林氏は岸田派の会合後、取材に応じた。河村氏の引退意向に「報道で承知しているだけ。今までのように地道に積み重ね、努力を続けたい」と述べた。近く発表される2次公認に名前を連ねるとみられる。

 ▽首長選で勝利

 「10年越しか」。林氏を支援するベテラン県議は感慨深そうだった。2012年、17年に続く3度目の転身論が浮上したのは昨春だった。美祢市長選で林氏が応援する新人が河村氏が推す現職に勝利。その後の首長選も代理戦となり、票田を押さえていった。自民党県議も後押しし今年7月の立候補表明につなげた。

 河村氏は幹事長として権勢を振るった二階俊博氏が率いる二階派の会長代行だ。昨年10月に宇部市であった総決起大会には二階派の国会議員20人が集結。二階氏は「売られたけんかは受けて立つ。党公認は現職優先」と圧力をかけ続けた。
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