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牛肉と地球

2021/10/22 6:59

 焼き肉店というと何となく1人で入りにくいものだ。だが最近は「お一人さま」専門店がある。女性も気兼ねなく入店できて人気らしい。コロナ感染の恐れも低そうだ。中には「NEXTカルビ」という聞き慣れないメニューを提供するチェーン店がある▲「次の」とはどんなカルビか。実は大豆などから作られた代替肉。注文があるのかと疑問も湧くが、焼くと香ばしく、しっかりした歯応えで見た目も肉そっくりという。脂質が半分以下とヘルシーなのも好評なようだ▲近所のスーパーにコーナーができていた。肉の消費大国米国でも2年前には代替肉ハンバーガーが登場し、マクドナルドも試験販売することを発表した。今、世界で普及が進むのは「牛は環境に悪い」面があるためだ▲牛や羊のげっぷには、温室効果が二酸化炭素の25倍もあるメタンが含まれている。世界で排出される温室効果ガスの14%を、畜産業が占めるという。地球温暖化を防ぐためにも、代替肉の開発と普及が急がれるわけだ▲環境にも健康にもやさしい大豆ミート。開発が進み、やがてA5ランクに匹敵する日が来るかもしれない。次の世代を思い、私たちも少し食を見直さなくては。

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