2021衆院選特集

ひとり親世帯、明日見えない 格差の固定化から抜け出せず【2021衆院選 やまぐち】子どもの貧困

山口2021/10/23 10:50
子どもを寝かしつけた後、携帯電話で仕事を探す女性

子どもを寝かしつけた後、携帯電話で仕事を探す女性

 ひとり親世帯が貧困から抜け出せない。長引く新型コロナウイルスの流行が地域の支援を妨げる。「明日が見えない」。1人で働きながら子育てに奮闘する母親たちから切実な声が聞こえる。社会全体で支える仕組みが必要だ。

【関連記事】払えぬ教育費 晴れぬ親心【崩れる中間層 コロナ禍の'21衆院選】学びの格差
【特集】2021年衆院選・山口

 「日々の暮らしで精いっぱい。だけどこの子には自分しかいない」。岩国市の病院事務のパート女性(39)は歯を食いしばる。2歳の男児を育てる未婚の母だ。時給制で平日に毎日働いても月収は手取り約12万円。祝日が多いとさらに減る。児童扶養手当などを合わせた年収は約200万円で、家賃や食費、光熱費を差し引くとほとんど残らない。

 男児の夕食と風呂を済ませて寝かした後、求人サイトで好条件の仕事を探す。男児の将来を思うと少しでも多くの蓄えが欲しい。しかし、就職の面接ではいつも「子どもが病気になったら見てくれる人はいるの」と尋ねられる。近くに頼める人はおらず、言葉に詰まる。ひとり親の子育てが難しい社会だと実感している。

 ▽親ガチャ広がる
(ここまで 473文字/記事全文 1265文字)

会員限定の記事です
  • 無料登録して続きを読む
  • ログインする
  • キャンペーン
  • 前の記事へ
  • 次の記事へ

 あなたにおすすめの記事

山口の最新記事
一覧