2021衆院選特集

鉄路の存続、広がる不安 庄原の住民、芸備線利用増へ始動【地域の明日 2021衆院選】過疎地の交通

中国地方・総合2021/10/24 22:57
庄原市内での練習試合会場に向け備後西城駅ホームから列車に乗り込む西城シニア野球クラブの中学生たち(3日)

庄原市内での練習試合会場に向け備後西城駅ホームから列車に乗り込む西城シニア野球クラブの中学生たち(3日)

 今月初旬の日曜日早朝、JR芸備線備後西城駅(庄原市西城町)のホームは珍しくにぎわった。西城シニア野球クラブの中学生14人が1両列車に乗り込み、練習試合会場に近い3駅先の備後庄原駅へ向かった。

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 「JRはどこにでも通っているわけではない。地域の課題について、私たちなりの貢献を考えてみよう」。男性監督(52)が文書で呼び掛けて初めて試みた鉄路での遠征。普段マイカーで送迎する保護者も賛同した。乗車は小学生以来という西城中3年の平迫謙二郎さん(14)は「窓からの眺めは新鮮だった。友達に話したり乗ってみたり、できることをしたい」と監督の思いを心に留めた。

 広島県を斜めに横断し、広島市―新見市を結ぶ159・1キロの芸備線。県境の山あいを中心に約56キロの区間がある庄原市では今、同線の存廃を巡る不安がかつてなく広がる。JR西日本が6月、利用が低迷する庄原市―新見市間の運行の在り方について、沿線自治体に対し一緒に話し合う場を設けるよう要望。8月、利用促進策に特化した官民会議が始まったものの「廃線への布石」と読む住民は少なくない。

 ■負のスパイラル
(ここまで 507文字/記事全文 1532文字)

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