文化・芸能

中国短編文学賞

  • 【小説の作法 わたし流】中国短編文学賞入賞者が語る<下>推敲 (12/11)

     ▽時間をかけ読者目線で 物語のアイデアを練る。筆を執って書き上げる。その後に待ち受ける推敲(すいこう)こそ、重要な過程と入賞者たちは口をそろえる。 「書いた後が肝。小説作りの醍醐味(だいごみ)」と話...

  • 【小説の作法 わたし流】中国短編文学賞入賞者が語る<中>タイトルとせりふ (12/10)

     ▽余韻や人物の心情 大切に ★その一、タイトルは奇をてらわずシンプルに タイトルの付け方について、多くの入賞者が「応募の直前まで悩む」と答えた。小説の看板になる言葉をたった数文字に込めようと、思案は...

  • 【小説の作法 わたし流】中国短編文学賞入賞者が語る<上>日々の出来事からヒント (12/10)

     あなたも短編小説を書いてみませんか―。今年も中国短編文学賞の作品募集が始まった。小説を書いてみたいけど難しそう。どう書けばいいのか分からないと思う人は多いだろう。そんな悩みにアドバイスしてもらおうと...

  • 「中国短編文学賞」作品募集 (11/2)

     地域文化の振興を目指し、「第53回中国短編文学賞」の作品を募ります。選者は作家の高樹のぶ子さんです。創作に励む皆さんの力作をお寄せください。 <募集要項> 【作品】短編小説。題材は自由。自作の未発表...

  • 中国短編文学賞を振り返って 命や家族に向き合った作品目立つ (6/5)

     ▽50代挑戦最多 地域に添う作品も 第52回中国短編文学賞(中国新聞社主催)は、強烈な個性を放つ大賞受賞作をはじめ、寄せられた266編に作者のあふれる思いが息づいていた。最終候補に残った作品を中心に...

  • <優秀賞> 泣き別れ 小浦 裕子 (5/15)

     広島行き上りの列車は、雪の後の思わぬ雨に濡れた人たちの蒸気で曇っていた。 依子はリュックを肩から降ろし、胸のところに抱いて列車に乗り込むと、箱席の空いているところに座った。通勤通学の時間でなくてよか...

  • 習わし守る 母親の悲しさ 優秀賞 小浦裕子さん (5/15)

    最後の挑戦 喜びより安堵 第52回中国短編文学賞の優秀賞「泣き別れ」は、作者の会社員小浦裕子さん(43)=広島市安佐南区=が祖母から聞いた母乳にまつわる風習を題材にした物語だ。「暮らしに息づく習わしに...

  • <優秀賞> 玄鳥去(つばめさる) 武田 純子 (5/14)

     人間は年を取ると少しずつ背が縮んでいくらしい。骨と骨の間が狭くなるとか体から水分が抜けていくとか色々な理由で背が低くなっていく。私のひいばあちゃんも昔はまわりの人と同じくらい背丈があったらしいけど、...

  • 生きづらさ整理 前を向く 優秀賞 武田純子さん (5/14)

    亡き祖母に感謝伝えたい 「何度も諦めかけたけれど、粘り強く続けてよかった」。第52回中国短編文学賞で優秀賞を受賞したパート武田純子さん(41)=三次市=は、十数回の応募を経て入賞を果たした。 受賞作「...

  • <大賞> きょうだい 美濃 左兵衛 (5/13)

     男の携帯電話は、さっきから胸ポケットの中でずっと震えていた。初めのうちは何度か震えては止まり、暫く止まってから、震えて、また止まる。ということを繰り返していたが、ここにきて震えが止まらなくなった。誰...