文化・芸能
【小川洋子さんと読むアンネの世界】<上>言葉の空
戦後75年のことしは、ユダヤ人の少女アンネ・フランクの没後75年の年でもある。第2次大戦中、ナチス・ドイツの迫害を逃れ、隠れ家に身を潜めながら「アンネの日記」をつづった。書くことで自分を見つめ、励ました。くしくもコロナ禍で、思いがけない壁に直面しているアンネと同世代の君に手に取ってもらいたい。アンネの日記との出合いが小説家になる原点という作家の小川洋子さん(58)=兵庫県西宮市=に、日記の世界を案内してもらう。(聞き手は鈴中直美)
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