文化・芸能

戦時の科学者、苦悩や葛藤 15日放送NHKドラマ「太陽の子」、三浦春馬ら出演

2020/8/14 12:18
記者会見した有村架純(左)、柳楽優弥(中)、三浦春馬(7月8日、NHK広島放送局)

記者会見した有村架純(左)、柳楽優弥(中)、三浦春馬(7月8日、NHK広島放送局)

 NHKは15日午後7時半から、戦時下の科学者の苦悩を描く特集ドラマ「太陽の子」を総合テレビで全国放送する。広島市中区の広島放送局であった記者会見には、出演者の柳楽優弥、有村架純、7月18日に亡くなった三浦春馬が出席し、それぞれの役に込めた思いを語っていた。

 第2次大戦末期、京都大の物理学研究室に新型爆弾の開発をするよう密命が下る。科学者として兵器開発をすることが正しいことなのか―。戦争に翻弄(ほんろう)された科学者たちの苦悩や葛藤を映し出す。

 ▽「想像力の欠如 むごさ生む」

 撮影は昨年夏。柳楽が演じたのは研究室に所属する科学者の卵だ。「研究を自分の正義だと思って没頭する役だが、撮影が進むごとに複雑な気持ちになっていった」と振り返る。研究への情熱が半端ではない男を演じるにあたり、勉強会などで理解を深めた。

 三浦はその弟役で、療養のため実家に戻った陸軍下士官の役で出演した。以前に広島で聞いた被爆者の話を紹介しながら、「人間は想像力が欠如した時にむごいことをする。この作品が想像力を膨らませ、戦争をしないきっかけになれば」と語っていた。

 二人の幼なじみを演じた有村は撮影中、戦時下を生きる女性の心の内を想像し、悔しさや悲しさ、憤りを感じていたという。「みんなが誰かにとっての大切な一人。傷つけ合う必要なんてない。きれいごとではなく世界平和を願う」と話した。(里田明美)

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  • 「太陽の子」の一場面(国際共同制作 Eleven Arts)

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