文化・芸能

人生100年、面白がって 五木寛之さんに聞く

2020/9/20 20:20
五木寛之さん

五木寛之さん

 作家の五木寛之さんは今月30日で88歳になる。上旬に広島市であった「中国新聞レディースクラブSTORY」の特別講演で話をするため横浜市の自宅から一人で訪れ、壇上では1時間半立ちっぱなし。原稿に目を落とすことなく語り掛け、どっと笑いも取る。人生100年時代をしなやかに生きる五木さん。講演後の取材で秘訣(ひけつ)を尋ねた。キーワードは「面白がること」という。(聞き手・鈴中直美、写真・田中慎二)

 ▽力まない 続けることに意味がある

 人生を登山に例えると後半生は下山です。かつては人生50年と言っていたのが今では100年でしょう。大切なのは折り返しの下山の時期。でも大変ですよね。世の中ひどいし、どうしようもない。古代からの歴史を見ても技術は進歩するけれど、「人間性」というものはなかなか進歩しません。

 こんなことを言うから高度成長の時代には「五木は暗い」ってよく言われたけれど、今は世の中が暗くなってきたから共感を覚える人もいるようですね。ただ、僕はうなだれているわけではなく「今も昔も変わらんな」と面白がっているんです。ぐずぐず言っても仕方ない。明るく絶望しているというかね。
(ここまで 489文字/記事全文 1392文字)

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