文化・芸能

お遍路、身近に体験を 広島新四国八十八カ所霊場、8日で巡拝する行程も

2020/9/27 20:55

 四国八十八カ所の霊場を回る「お遍路」は真言宗の修行の一つ。シニアに人気だが、「四国までは行けない」という人も多いだろう。実は広島にも本場さながらの巡拝コースがある。「広島新四国八十八カ所霊場」として、およそ100年も前から人々を迎えている。この秋、お遍路を身近に体験してみてはどうだろう。

 広島のお遍路は県内9市町の88寺で構成する。真言宗の寺を中心に「霊場会」という組織をつくり、1918(大正7)年に巡拝コースを設けた。被爆によって廃寺になった寺もあったが、73年に再整備した。

 1番霊場の大願寺(廿日市市宮島町)から88番霊場の弥山本堂(同)までを4行程に分けている。発心(ほっしん)、修行、菩提(ぼだい)、涅槃(ねはん)―。仏道を志し、悟りに至るまでの心の状態を示す言葉だ。巡拝によって仏のありように近づいているか。自らに問い掛けながら寺を巡っていく。

 極楽寺(廿日市市)のように、瀬戸内海や山々を望む霊場もある。アジサイの名所として知られる観音寺(広島市佐伯区)など見所も多い。原爆犠牲者の追悼と世界平和への願いを込めて、平和記念公園(中区)の原爆供養塔を「番外霊場」と位置付ける。
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  • 広島新四国八十八カ所霊場会の猪智喜事務局長
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