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シネマ尾道支配人・河本清順さん(44)=尾道市 心のよりどころ守る【コロナ×文化びと 私の3カ条】【動画】

2021/2/19 20:44
「コロナ禍は足元を見つめるきっかけになっている」と語る河本さん(撮影・井上貴博)

「コロナ禍は足元を見つめるきっかけになっている」と語る河本さん(撮影・井上貴博)

 背筋の伸びた佇(たたず)まいが印象的だ。迷いのない語り口からは、どんな向かい風にも動じない覚悟が伝わる。これまでも、いくつものハードルを越えてきた。「映画のまち尾道」から映画館が消えたのが2001年。草の根の活動を広げ、NPO法人として支援者を集めて08年に銀幕を復活させた。ずっと走り続けてきたから―。コロナ禍の今は呼吸を整えて、未来を見つめる時間という。(里田明美)

 (1)映画の力を信じる

 365日、映画を上映してきた。08年に開館してから1日も休むことなく。ところが昨年の春、緊急事態宣言を受けて35日間の休業を余儀なくされた。「それでも、毎日出勤していました」と振り返る。

 館内を隅々まで掃除し、念入りに機材のメンテナンスをした。急場をどうしのぐか、スタッフとたくさん話をした。シネマ尾道のロゴ入りボールペンを製作しネットで販売。この売れ行きがよく、休業中の貴重な収入源になった。

 不安だったこともある。ステイホーム中、スマートフォンで映画を見ることにみんなが慣れてしまったら、映画館に人が来なくなるのではないか―。秋口になり、客はちゃんと戻ってきてくれた。「ちっちゃい画面じゃ物足りなくて」「早く映画館で見たかったよ」。必要とされているんだと、実感できた。

 東京など遠方からも「支援できることはないか」という声が届く。映画の力に導かれている。

 (2)作品選びは妥協しない
(ここまで 596文字/記事全文 1503文字)

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  • 館内は1スクリーン、112席
  • 外観。2001年に閉館した旧尾道松竹を改装した
  • 放映スケジュール
  • ボランティアスタッフに手渡したバレンタインのチョコ。感謝の気持ちを込めて
  • コロナ禍で製作したオリジナルボールペン。貴重な収入源に
  • 昨年9月のドライブインシアター(尾道市役所本庁舎駐車場)
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