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北森鴻作品が#で復刊続々 没後11年、山口のミステリー作家 「忘れない」書店員の投稿きっかけ

2021/9/2 20:20
相次ぎ復刊した北森鴻さんの人気シリーズの文庫本

相次ぎ復刊した北森鴻さんの人気シリーズの文庫本

 2010年に48歳で亡くなった山口市のミステリー作家北森鴻(こう)さんの作品が再び注目を集めている。「#北森鴻を忘れない」。ファンだった広島県内の書店員が昨年1月、没後10年フェアをツイッターに投稿すると全国に共感を広げた。講談社は絶版状態だった作品を相次ぎ復刊。一つのハッシュタグ(検索目印)が出版界を動かした。

 フェアを企画したのは紀伊国屋書店広島店の書店員奥野菜緒子さん(36)。北森作品との出合いは、書店で衝動買いした「花の下にて春死なむ」の文庫だ。当時大学生だった。「謎解きの面白さにとどまらない結末のほろ苦さが新鮮で、引きつけられた」。書店員になってからは「間違いなく面白い」と多くの客に勧めてきた。それだけに「北森さんの急逝はショックでした」。

 その後、年月がたつにつれて北森作品を知らない書店員や客が増えていく。いい作品を忘れないでほしい―。奥野さんは当時勤務していた同書店ゆめタウン廿日市店で没後10年フェアを開催。作品の多くが絶版状態だったため、集められたのはデビュー作「狂乱廿四孝(きょうらんにじゅうしこう)」などわずか7作だった。

 しかし、書店のツイッターで「#北森鴻を忘れない」というハッシュタグを付けてフェアの案内を投稿すると、「私も好き」などの反響が広がった。県内外の書店で同様のフェアを開く動きも出てきた。

 ▽「今でもこんなにファンがいるんだ」
(ここまで 589文字/記事全文 1381文字)

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