ソロの時代

　「天涯孤独になる」。東広島市の会社員男性（７１）は２年前、打ちひしがれそうになった。がんを患っていた妻が亡くなる少し前のこと。子ど...

　わが子が巣立ち、夫婦でつつがなく暮らしていても死別や離別によって一人住まいになる高齢者は少なくない。喪失感や体力の衰えなどから衣食...

　▽都会からの51％、配偶者なし...

　▽価格高騰でも５０代の６割　住まいにお金をかける―。働く単身の女性はとりわけ、その傾向が強いようだ。総務省の2020年調査でも、賃...

　▽大家の77%　入居に拒否感...

　独身者のさまざまな暮らし方に迫った連載「ソロの時代　ひとりの幸せ　不幸せ」に、読者から手紙やメールで約３０件の反響が寄せられた。未...

　独身の人が１５歳以上人口のほぼ半数を占める「ソロの時代」はすぐそこまで来ている。「超ソロ社会」の著者で独身研究家の荒川和久さん（東...

　つい最近、広島市の会社員女性（３８）は待望の彼氏ができた。「まだどうなるか分からないけど、結婚を視野に入れてのお付き合いなんです」...

　あれほど楽しかった職場での雑談が、広島市佐伯区の契約社員女性（３３）にはつまらなくなった。休憩スペースで同僚の女性たちと盛り上がる...

　▽家庭なくし心に大きな穴　もう１年以上、広島市の会社員男性（５７）は郊外の自宅に帰っていない。３０年来の夫婦仲がこじれ、離婚協議中...

　▽スタイル・価値観さまざま　これから日本は、およそ２人に１人が独身の「ソロの時代」へ突入する―。そんな社会の到来が、２０４０年の推...