健診の後こそ医師の出番 【山里の家庭医診療日記 佐古篤謙】... 山里の家庭医診療日記 2021/11/16 「あー、どうも。おはようございます。その後はどうですか?」。顔見知りの患者さんに声を掛けたのは、三次市役所の作木支所だった。がんを...
診療、バスの時間に配慮 【山里の家庭医診療日記 佐古篤謙】... 山里の家庭医診療日記 2021/11/9 「先生、バスの患者さんを先に診てください」。看護師さんから今日も声が掛かった。先に待っている患者さんにお断りをして、市民バスの出発...
人とつながり寿命長く 【山里の家庭医診療日記 佐古篤謙】<9> 山里の家庭医診療日記 2021/11/2 作木町は1人暮らしの方が多い。Yさんもその1人。車1台通るのがやっとの県道から、さらに細道を1キロ余り上ったところに住んでいる。診...
手すり付けて生活楽に 【山里の家庭医診療日記 佐古篤謙】<8> 山里の家庭医診療日記 2021/10/26 80代の女性Sさんは、山間の一軒家に1人暮らし。いつも手押し車を押してとことこと診療所に入ってくる。週3往復しかない市民バスの段差...
がん、手術しない選択も 【山里の家庭医診療日記 佐古篤謙】<6> 山里の家庭医診療日記 2021/10/12 日本人の2人に1人がかかるがん。手術や抗がん剤治療で完治する人が多い一方、発見が遅れて命取りになることがある。治療によって、今まで...
しんどかった夏の風邪 【山里の家庭医診療日記 佐古篤謙】<5> 山里の家庭医診療日記 2021/10/5 風邪ひきさんが増えるのはたいてい寒い時季。だから冬の診療所は忙しいと相場が決まっている。だが、この夏は子どもたちに風邪が広がった。...
作木では70歳も「若者」 【山里の家庭医診療日記 佐古篤謙... 山里の家庭医診療日記 2021/9/28 こと高齢化にかけては全国でも最先端を行く三次市作木町。65歳以上の割合は5割を超す。診療所に通院される方も高齢者がほとんどだ。しか...
休日の往診、連携で安心 【山里の家庭医診療日記 佐古篤謙】<3> 山里の家庭医診療日記 2021/9/21 診療所がお盆休みに入った日。遅い朝食を済ませ、家族の住む岡山に帰る準備をしていた時に携帯電話が鳴った。ケアマネジャーのMさんからだ...
接種の判断をお手伝い 【山里の家庭医診療日記 佐古篤謙】<2> 山里の家庭医診療日記 2021/9/14 少し前の話。授乳中の女性から、新型コロナウイルスのワクチンを接種してもよいものかと、問い合わせがあった。3歳になる娘さんがよく診療...
「お見合い」して作木へ 【山里の家庭医診療日記 佐古篤謙】<1> 山里の家庭医診療日記 2021/9/7 どうも「ハットウジ」のことを長々と話していたらしい。ハットウジとはカメムシのこと。広島県北のこの地では「ハットウジが多いけえ、雪が...