Ｖｅｒｙカープ！　名選手列伝

　こつこつ当てて、足でかき回すのが１番打者のイメージだ。加えて、一発長打の可能性を秘めていたとしたらどうだろう。緒方孝市は両方を兼ね...

　大きな期待を背負っていたわけではない。速い球もなく、身長１７０センチそこそこで威圧感もない。新人池田英俊に対する評価は「中継ぎで使...

　うまさとパワーを兼ね備えたバッティング。ライトの守備も鉄壁だった。ジム・ライトルは今でも、球団史上最高の外国人選手といわれている。...

　ローテーションの谷間や中継ぎで投げ、いつのまにか１０年がたっていた。速球も変化球も一級品だったにもかかわらず、紀藤真琴は実績を残せ...

　レギュラーはもちろんのこと、いずれはチームのまとめ役、そして幹部にと期待され入団した。大学球界屈指の内野手という看板通り、野村謙二...

　類いまれなる打撃センスの持ち主だった。原伸次は地元の広陵高時代からその名を知られ、プロ初ヒットも１年目に放った。レギュラーの座はつ...

　右翼席の上段に軽々と放り込むパワーが魅力だった。ヘンリー・ギャレットは、カープの歴代外国人選手の中で最も力感あふれる打者であった。...

　力のある真っすぐを軸に攻めの投球を貫いた。１９９８年の開幕戦。新人小林幹英は、中日打線を相手に２回を完璧に抑え込む。そのうち味方が...

　１７０センチの身長は、ピッチャーとしては小柄なほうだ。ただし人一倍手首が強く、何本もバットを折り、打球を詰まらせた。備前喜夫は、長...

　ここ一番での勝負強さは際立っていた。ピンチヒッターでの打率は３割超。１００近い打点をたたき出している。浅井樹は左の代打の切り札とし...

　内外角、高低を幅広く突ける才能豊かな右腕であった。「北別府２世」の触れ込みでプロ入りした沢崎俊和は、期待にたがわぬ成績を挙げた。い...

　球界の革命児だった。高橋慶彦は入団３年目でスイッチヒッターに挑み、短期間で左打ちを習得。１番に座り、カープの代名詞である機動力野球...

　昭和のプロ野球界には、守備だけで食っていける選手が何人もいた。阿南準郎もそうした選手の一人である。二塁、三塁、遊撃のどこでも守れ、...

　２００８年、カープの投手陣は大きな穴があいたまま開幕を迎えた。１０～１５勝は計算できる黒田博樹が米大リーグへ。「投壊」の危機を救っ...

　７０年近くになるカープの歴史で、規定打席に到達して３割を打った捕手は西山秀二ただ１人である。長打は多くなかったが、ミートが巧み。右...

　日本で、カープで２７４０日ぶりの白星だった。米大リーグ、ヤンキースとの契約更新を見送り、古巣に戻った黒田博樹。ホームグラウンドこそ...

　ひらめきと堅実さと、両方を兼ね備えていた。達川光男は独特の言動で相手をけむに巻いたり、あざむいたり、「キワモノ」を演じ続けたが、ま...

　８年間で１勝、打撃投手をしていた右腕が突如ブレークした。主力に故障が相次いだ１９７６年途中、１軍に引き上げて使ったところ、勝つわ勝...

　とびきり速い球を投げていたわけではない。緩いカーブで、速くない球を速く見せるすべを心得ていた。加えて２メートルを超す長身から低めを...

　１００勝１００セーブを記録した投手は、球界に８人しかいない。佐々岡真司はその１人。先発、抑え、先発、抑えとチーム事情によって役割は...