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瑞風の旅彩る極上メニュー 中国地方3人新たに監修、21年秋から提供  

2021/5/1
榊山牛のワイン煮込みリゾット添え(JR西日本提供)

榊山牛のワイン煮込みリゾット添え(JR西日本提供)

 山陽、山陰を巡るJR西日本の豪華寝台列車「トワイライトエクスプレス瑞風(みずかぜ)」の沿線は海あり、山あり。まさに食材の宝庫だ。車内でもてなされる料理には、磨きをかけた地域の幸が登場する。そのレシピの監修を担う「食の匠(たくみ)」に中国地方の名うてシェフ3人が新たに選ばれた。今秋から瑞風の旅を彩る極上メニューを一足早くクローズアップした。(林淳一郎)

 ▽地域の幸で届ける感動

 「感動を届けたい。こんなにおいしい食材があったのかと」。そう力を込めるのは、食の匠に決まった広島市中区の西洋料理店「hiroto(ヒロト)」の広戸良幸さん(45)だ。

 それは榊山(さかきやま)牛。広島県熊野町で32カ月かけて長期育成され、「牛肉の概念が変わる」とほれ込む最高級の和牛だ。かむほどに脂が溶け出し、うま味たっぷりの肉汁が口に広がる。瑞風ではメインの一皿に。赤ワインで煮込み、リゾットを添えて心ゆくまで楽しんでもらうという。

 新たな食の匠には島根県の2人も選ばれた。奥出雲町の日本料理店「和彩空間 たち花」の立花秀明さん(53)と、浜田市のイタリア料理店「Mia paese(ミア・パエーゼ)」の竹中厚志さん(33)だ。

 立花さんは、山あいの奥出雲ならではの逸品で勝負する。野趣あふれるイノシシ肉のテリーヌ、渓流の女王とも呼ばれるヤマメの油煮…。地元の恵みを華やかな和の膳に仕上げる。竹中さんがチョイスするのは、島根県邑南町の石見ポークだ。柔らかな肉質で、ほのかに甘い。白ワインで煮込み、手打ちパスタに絡めてコース料理をもり立てる。

 3人が監修するのは10月からのランチ。匠のレシピを基に瑞風のクルーが腕を振るい、山陽と山陰をそれぞれ走る1泊2日のコースで味わえる。

 ▽榊山牛の赤ワイン煮込みリゾット添え(山陽コース下り2日目のランチ) hiroto(広島市中区)広戸良幸さん
(ここまで 783文字/記事全文 2042文字)

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この記事の写真

  • 広戸さん(撮影・河合 佑樹)
  • 和の膳「奥出雲の恵み」(JR西日本提供)
  • 立花さん(JR西日本提供)
  • 石見ポークのパスタ(JR西日本提供)
  • 竹中さん(JR西日本提供)
  • 「瑞風グリーン」が映える車体(JR西日本提供)
  • 客室のロイヤルツイン。中国5県の木材を用いたドアなどが上質な空間にマッチする(JR西日本提供)
  • 山陰線の惣郷川橋梁(きょうりょう)を走る瑞風=山口県阿武町=(C)Takashi Karaki
  • 10号車の展望室。空まで望める開放的な車窓から流れゆく風景を満喫できる(JR西日本提供)
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