エッヘン!産地ごはん

岡山マイルドパクチー 苦手な人も食べやすく 香り控えめ際立つうま味

2021/5/21
岡山マイルドパクチー

岡山マイルドパクチー

 癖のある香りが魅力で、エスニック料理に欠かせないパクチー。好き嫌いが分かれるが、岡山市で栽培される「岡山マイルドパクチー」は親しみやすさで勝負する。香りが控えめで、料理にも合わせやすい。パクチーブームも追い風に、飲食店などから注目を集めている。

 岡山市北区のアーチファームで、収穫したてのマイルドパクチーを食べさせてもらった。口の中にふわっと癖のある香りが広がる。かむと茎はシャキシャキとして水菜のような食感。ほのかな甘みも感じる。

 「苦手な人でも食べやすい。茎は太めで、うま味と甘みが凝縮されています」と同社代表の植田輝義さん(46)。根も食べられる。収穫後に手作業で洗って丁寧に土を落とし、根をつけたまま出荷する。

 パクチーは、地中海沿岸地方原産のセリ科の一年草。英語で「コリアンダー」、中国語で「香菜(シャンツァイ)」とも呼ばれる。識者や生産者たちでつくるパクチーアカデミー協会(東京)によると、平安時代の文献にも登場。1980年代のエスニックブームや最近のパクチー人気で栽培が伸びているとみる。

 農林水産省の調査では、2018年の全国の出荷量は517トンで2年前の約1・5倍。福岡や静岡などに続き、岡山県の出荷量は全国5位の19トンだった。JA岡山(岡山市北区)によると、そのほとんどがマイルドパクチー。植田さんたちが00年から北区の玉柏・牟佐地区で栽培を始め、今は5軒ほどの農家が取り組む。

 ゼリーやクラッカーも登場
(ここまで 614文字/記事全文 1605文字)

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  • パクチーの花の前で栽培への思いを語る植田さん(岡山市北区)
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