ごあいさつ
あゆみ

役員組織

理事長 山本一隆理事長 山本一隆
(中国新聞社特別顧問)

 中国新聞社会事業団は1955(昭和30)年に発足しました。以来、常に福祉の原点に立つことを忘れず、地域福祉の増進に努めながら60余年の歴史を刻んできました。これもひとえに「愛の灯」に寄せられる皆さまのご厚志をはじめ、多くの方々のご理解とご協力のおかげと謹んで感謝を申し上げます。
 戦後の混乱期に困窮からの救済を目的としたわが国の社会福祉を取り巻く環境は大きく変わってきました。少子・高齢化時代が進むなかで、2013年に障害者総合支援法の施行、翌年には障害者の定義に難病などが追加され、重度訪問介護の対象者の拡大、ケアホームのグループホームへの一元化など、社会福祉にかかわる施策や制度は変わり続けています。
 一方で、援助を必要とする人たちが絶えない現実も放置できません。中国新聞社会事業団は、こうした状況を踏まえ、従来通り行政の手が届きにくい分野への助成を心掛けていきます。
 なお2016年4月の熊本地震では、多くの方々から義援金をお預かりし、全額を日本赤十字社広島県支部に寄託。被災地に届けられました。皆さまの温かいご厚志、ご協力にあらためて感謝申し上げます。
 さて、事業団の福祉事業の主幹でもあります知的障害児者施設「中国芸南学園」は2018年3月、創設50周年を迎えるとともに、児童棟を新築しました。子どもたちの生活環境の改善につながっています。また、成人棟の大規模改修にも着手。安心して利用してもらえる施設の充実に努めています。
 障害児通所支援事業所「デイサービスひろば」と、竹原市から「発達障害児者支援体制整備事業」を受託します相談支援事業所「まいらいふ」は2017年8月、竹原市内の県道沿い移転。利便性が高まり、利用される方が増えています。今後とも、発達障害児者と家族への助言、保育所・学校などへの訪問を通して早期発見・早期療育に力を入れ、より頼れる施設へとまい進する所存です。
 また、竹原市の養護老人ホーム「竹原市黒滝ホーム」は、竹原市指定管理者を引き続き2014年に受託し、運営に取り組んでいます。併設する訪問介護、居宅介護支援事業所とともに、利用者の高齢化、介護度重度化が進むなか、市との協調体制を保ちながら、その役割を果たしたいと思います。
 長年にわたり実践で培ってきた蓄積と経験を生かし、利用者と保護者、職員との信頼関係を築きながら、時代の要請に沿った社会福祉事業を推進していきます。今後も、皆さまの変わらぬご支援をよろしくお願いいたします。
 

 


2018年7