中国新聞LEADERS倶楽部
2019年新春トップインタビュー 広島のトップが想いを語る

福祉の担い手 時代見据え育成

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理事長 永見 憲吾 (ながみ けんご)

―創立50周年の記念式典を昨年開きました。

1969年に安古市サムエル幼児園(現広島市安佐南区)を開園したことから始まりました。「愛をもって人生にエールをおくる」をモットーに、地域とともに歩んできました。昨年7月28日に式典を開きました。人との出会い、つながりの大切さを再認識しながら、さらなる地域貢献をするとともに、幅広いサービスを展開することを誓いました。

―留学生や技能実習生の受け入れに積極的に取り組んでいます。

運営する専門学校に2006年、ベトナムから5人の留学生を受け入れたのを手始めに、今では中国人も含め200人を超える学生が在籍し、日本語などを学んでいます。日本の介護を学び、資格を取って現場で働いている外国人もいます。中国の大連など計3校にIGL留学コースを設置し、留学生の受け入れに力を入れています。

さらに外国人技能実習制度に介護職種が追加されたことから、中国人の介護人材の教育に乗り出しています。人材を派遣する現地企業との協定調印も昨年7月に行いました。第1陣として介護経験のある男女6人が来日します。今後、福祉・介護分野での外国人のニーズはさらに高まると予想しています。

―保育の分野はいかがですか。

IGLグループの大きな柱に幼児教育があります。認定こども園「サムエルこどもの園」は広島市や東広島市に計8カ所あります。このうち4カ所では、結婚後に職場を離れた職員が復帰し、園長を務めています。女性にとって働きやすい職場と自負していますが、それでも人員確保が難しい時代になっています。ドイツ人のボランティアが認定こども園にいます。素晴らしい活躍ぶりです。法律改正など難しい面もありますが、幼児教育の分野でも、外国人の在留資格が認められればと思っています。

―次の50年に向けて、これからのIGLグループの展望は。

アジア全体としても高齢化が進む中、高齢者福祉のアジアスタンダードをビジョンに、国際社会に通用する介護福祉士や看護師などの人材育成にも今後力を入れます。未来の福祉分野のリーダーを育て、アジア各国に送り出すことにも力を注ぎたいと考えています。

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「IGLグループ創立50周年記念式典・祝賀会」の様子(2018年7月28日)
概要
団体名IGLグループ
所在地〒731-0154
広島市安佐南区上安6丁目31-1
Tel 082(830)3355
設立1969年4月
事業内容高齢者福祉:介護老人保健施設ベルローゼほか40事業所
保育施設:幼保連携型認定こども園4園、保育所認定型こども園4園
専門学校:IGL医療福祉専門学校
医療・健康関連事業:クリニックアルペンローゼほか9事業所
従業員数1400人(2018年11月現在)
ホームページhttp://www.igl.or.jp