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2021年新春トップインタビュー 広島のトップが想いを語る

品ぞろえ豊かに 小規模店拡充


代表取締役社長
兼COO
山口 普 (やまぐち ひろし)

―広島市内への出店が続きます。

 広島県内21店目になる小網店(広島市中区)を昨年3月、オープンしました。市内中心部を東西に貫く平和大通りにほど近く、利便性の高い立地です。1階に駐車場、2階に売り場を設ける「ピロティ構造」を初めて採用した都市型店舗です。今春には、人口流入の多い安佐南区に古市店を出店します。県東部では昨年、福山市などを中心に11店のスーパーを展開するニチエー(福山市)がグループに加わりました。大型店フジグラン神辺(福山市)やニチエーなどの地域密着型店舗で、備後地域の活性化に貢献します。

―店舗運営を進化させています。

 「お客様に近づく」「選ばれる店になる」をテーマに掲げた店舗・組織づくりを進めています。店内の投書箱には、お客さまから数多くのご意見が寄せられます。それを店長やスタッフ、私も含めて全員で確認し、商品構成やサービス向上に反映させています。コロナ禍の中、従業員へのねぎらいも多く、お客さま視点の行動の重要性を再認識しました。  生鮮部門の店舗作業をより効率的にしてお客さまのニーズにお応えすること、今以上に品質のいい商品をお届けすることを目的に2019年、精肉、鮮魚の加工センターを新設。20年は、青果のセンターを建て替えました。店舗運営の効率化に加え、高い鮮度保持力を生かして品ぞろえを充実させています。

―食品ロス削減への取り組みも注目されています。

 野菜の皮や芯など食品廃棄物によるバイオマス発電を19年に始めました。総菜の加工販売をする子会社の工場で発生したものを活用します。また、家庭で余った食品を福祉施設などに贈る「フードドライブ」を、愛媛、山口両県で自治体などと連携して実施しています。

―買い物弱者のサポートは。

 食品や日用品など約400品目を扱う移動スーパー「おまかせくん」を広島、愛媛両県で展開しています。昨年、広島県熊野町や竹原市などを加え、現在は17店で運営。店舗を拠点に対象エリアを週2回巡ります。
 当社のルーツは繊維卸の十和(現アスティ、広島市西区)で、広島は第2の故郷。地域の皆さまに「この街に、あってよかった。」と喜んでもらえる店舗、企業を目指します。


フジ小網店
概要
社名株式会社フジ
本社所在地〒790-8567
愛媛県松山市宮西1丁目2-1
Tel 089(926)7111(代表)
設立1967年9月
事業内容総合小売業(食料品、衣料品、日用雑貨品等の小売販売)
資本金194億700万円
営業収益3033億7200万円(2020年2月期、フジ単体)
従業員数4758人(2020年2月末、8時間換算)
店舗数98店舗(愛媛県・高知県・香川県・徳島県・広島県・山口県/2021年1月現在)
関連会社(株)フジデリカ・クオリティ、(株)フジファミリーフーズ、フジ・TSUTAYA・エンターテイメント(株)、(株)フジ・カードサービス、(株)フジマート、(株)フジマート四国、(株)ニチエー、(株)サニーTSUBAKI、(株)フジ・スポーツ&フィットネス、(株)フジ・アグリフーズ、(株)フジセキュリティ、(株)フジ・トラベル・サービス、(株)フジモータース、(株)フジ・レンタリース、(株)フジすまいるファーム飯山、(株)レデイ薬局、(株)ユーミーケア
ホームページhttps://www.the-fuji.com

企画・制作/中国新聞社地域ビジネス局
※2021年中国新聞元旦号に掲載したものです。