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2021年新春トップインタビュー 広島のトップが想いを語る

事業通じて地域の発展に貢献


代表取締役社長 奥村 洋治 (おくむら ようじ)

―地域の発展に大きく寄与する企画が進行中です。

 広島県の運用物件だった広島クリスタルプラザ(広島市中区)を昨年、購入しました。来春まではオフィスや飲食店などが入った現在と同じ形態で運営。その後はビルの周辺も含めて、平和大通りのにぎわい創出に貢献する拠点の開発を検討しています。今後は県や市との協議を経て、方向性を決めたいと考えています。
 また、建設現場で活用している仮想現実(VR)の技術を利用し、大学の研究者の協力を得ながら、広島発祥の企業である当社も平和の尊さを多くの人々に伝える取り組みを進めています。

―新しい案件も続々とあります。

 広島西飛行場跡地(西区)に、物流施設「DPL広島観音」を建設しています。5階建て延べ9万6千平方メートルは、中四国地方では最大の規模です。新型コロナウイルス感染拡大の影響でネット通販の利用が増え、物流倉庫の需要は高まっています。広島港(南区)にも近く立地も良いだけに、今秋に完成すると地域には欠かせないインフラになるでしょう。
廿日市市大野の筏津(いかなづ)地区でも、図書館やスポーツジムなど地域の交流拠点となる公共施設の整備を進めています。

―防災・減災、コロナ禍での取り組みは。

 豪雨などによる災害が頻発する今、被害を出さない街づくりが不可欠です。そのための技術開発は建設業としての使命と考えて昨秋、社内に防災技術部を新設しました。また、ダム底の堆積土砂を除去し、貯水量を保って大雨などの時に氾濫しないようにする新技術を実証しています。
 コロナ禍で社会や経済情勢など、さまざまなものが急激に変化しました。目まぐるしい社会変化に対応し、持続的に成長を遂げるためにも役職員を対象としたスクリーニング検査を実施して誰もが安心・安全に働ける環境づくりに努めています。

―広島での存在感をどう高めていきますか。

 今後はJR広島駅周辺や広島市内中心部での再開発が加速します。広島は元々、ポテンシャルのある都市です。広島にゆかりの深い当社も再開発に積極的に関わり、さらなる魅力アップに貢献していきます。


DPL広島観音の完成図
概要
社名株式会社フジタ
本社所在地〒151-8570
東京都渋谷区千駄ヶ谷4-25-2
Tel 03(3402)1911
設立2002年10月
創業1910年12月
事業内容総合建設業
資本金140億200万円
売上高5208億円(2020年3月末実績)
従業員数3369人(2020年4月1日現在)
支店・事業部【国内支店・事業部】
東京支店、千葉支店、北海道支店、関東支店、横浜支店、東北支店、交通事業部、東日本開発事業部、大阪支店、名古屋支店、広島支店、四国支店、九州支店、沖縄支店、西日本開発事業部、東アジア・アセアン事業部、インド・中東・アフリカ事業部、米州事業部、中国事業部、海外開発事業部
【主な海外事業所等】
上海、香港、フィリピン、ソウル、ハノイ、ホーチミン、メキシコ、台北、ドバイ、インド、ヤンゴン、マレーシア、シンガポール、ドーハ、ペルー、ケニア
【現地法人】
藤田(中国)建設工程有限公司(中国上海市)
【主な研究機関】
技術センター(神奈川県厚木市)
関連会社藤田商事(株)、(株)テクノマテリアル、フジタビルメンテナンス(株)、(株)高環境エンジニアリング他
ホームページhttps://www.fujita.co.jp/

企画・制作/中国新聞社地域ビジネス局
※2021年中国新聞元旦号に掲載したものです。