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2021年新春トップインタビュー 広島のトップが想いを語る

安全最優先で「食を守る」使命


代表取締役社長 平尾 健一 (ひらお けんいち)

―昨年はコロナ禍の影響を大きく受けた1年でした。

 スーパーは「食を守る」という地域のインフラを担っています。コロナ禍で、この使命をより強く感じました。お客さまと店で働く従業員の安全を最優先に、消毒や清掃などの衛生管理を徹底しながら店舗運営に努めました。感染リスクがありながらも、お客さまと店を守るために必死に働いた従業員には感謝しかありません。

―消費者の需要はどう変わりましたか。

 外出自粛に伴う外食控えから内食志向が高まり、肉や魚、野菜といった生鮮食料品は前年比110%と伸びています。新鮮な食材を買って家で調理すれば、安上がりでおいしいと気付いたお客さまも多いはずです。こうした需要を見越して、鮮度の高い旬の食品をたくさん並べ、食べ方のレシピを提案したいと考えています。
 山間部や島しょ部、高齢化の進む住宅団地を回る移動販売は現在、広島、山口、兵庫県内の約350カ所で実施しています。コロナ禍で新規客が増え、昨年5月の売り上げは前年の約2倍となりました。買い物が不便な地域の方々に喜んでいただいていると感じています。

―売り場に変化はありますか。

 改装や新規オープンした店舗では、鮮魚売り場を特に充実させています。地元漁港で水揚げされた魚を直送し、刺し身や切り身、焼き魚や煮魚、フライ、にぎりずしまで店内で調理します。昨年10月に開店した上田中店(下関市)は水産品の売り上げが他店の2倍近い約20%を占めるなど好評です。鮮魚の販売強化は他店にも広げるつもりです。

―今年3月にはマルナカ(高松市)、山陽マルナカ(岡山市南区)を吸収合併し1社となります。

 新会社では、より新鮮な商品を並べるため、サプライチェーン(調達・供給網)の改革に着手します。生鮮食品を加工するプロセスセンターの拡大もその一つ。香川県には畜産と水産、総菜のプロセスセンターがあり、仕入れた食材をその日のうちに加工し、店頭に並べることができます。旬と鮮度、おいしさにこだわり、「地域密着・生鮮強化」を図りながら、お客さまとともに歩むスーパーを目指します。


地元漁港直送の鮮魚朝市
概要
社名マックスバリュ西日本株式会社
本社所在地〒732-0814
広島市南区段原南1丁目3-52
広島段原ショッピングセンター5階
Tel 082(535)8500(代表)
設立1982年3月5日
事業内容イオングループの中でスーパーマーケット事業を営む。広島県、山口県、岡山県、鳥取県、香川県、愛媛県、徳島県、兵庫県にチェーンストアを配置し食料品、日用雑貨等を販売する
資本金17億1800万円
売上高5340億3700万円(2020年2月期)
従業員数2万3469人(2020年8月現在)
支社・支店・工場384店舗(MV西182/マルナカ141/山陽マルナカ61)
関連会社(株)マルナカ、(株)山陽マルナカ(2019年3月子会社化)
ホームページhttps://www.maxvalu.co.jp

企画・制作/中国新聞社地域ビジネス局
※2021年中国新聞元旦号に掲載したものです。