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2021年新春トップインタビュー 広島のトップが想いを語る

新常態に沿う買い物の形 開拓


代表取締役社長 山西 泰明 (やまにし やすあき)

―コロナ禍での巣ごもり需要で、食品の売れ行きが好調でした。

 大型店の「ゆめタウン廿日市」(廿日市市)や「レクト」(広島市西区)などの食品部門は、売り上げを伸ばしました。業務提携しているセブン&アイ・ホールディングス(東京)のプライベートブランド「セブンプレミアム」を昨春、販売開始。高品質な総菜などが好評です。中食需要の高まりを受け、昨年は製造子会社ゆめデリカの深川工場(安佐北区)を増強。新工場の建設に加え、既存工場も増床して米飯やサラダなどの製造能力をアップさせました。

―リアル店舗とデジタルの融合を目指しています。

 インターネットで注文した食料品などを、ドライブスルー方式で受け取れる新しいタイプの店を計画しています。お客さまはレジに並ぶ必要がなく、時短ショッピングが可能です。東広島市西条町に建設予定のゆめマートでの実施を考えています。多様なライフスタイルに沿った買い物の在り方を提案していきます。また、ネット通販サイトをリニューアルした「ゆめオンライン」を昨春にスタートさせ、加工食品や日用雑貨などの品ぞろえを充実させました。アプリも機能を強化し、お客さま一人一人にマッチした情報を提供できる仕組みを整えていきます。

―ゆめタウンも誕生から30年。ニューノーマル(新常態)時代に合わせた大型商業施設とは。

 1990年に高梁と東広島の両市にオープンして以来、中四国と九州地方を中心に60店舗以上を運営してきました。大型店の店づくりを工夫する中で、最近ではお客さまが有意義な時間を過ごせる「サードプレイス」としての空間づくりを心掛けています。デジタル化が加速する今後は「時間消費型」の要素をさらに加えた魅力的な店舗をつくります。

―今年は創業60周年です。

 国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を取り入れ、サステナブルな店・企業を目指した「youme MIRAI宣言」を昨秋、発表しました。二酸化炭素やプラスチックの削減、食品ロスを減らす取り組みなどに一層努めていきます。業績優先の考え方を転換させることが大切です。社会環境やお客さま、ニューノーマルに対応した新しい店づくり、街づくりを加速させます。


レクト
概要
社名株式会社イズミ
本社所在地〒732-8555
広島市東区二葉の里3丁目3-1
Tel 082(264)3211(代表)
設立1961年10月
事業内容ショッピングセンター、ゼネラル・マーチャンダイジング・ストア(GMS)、スーパーマーケット等の業態による衣料品、住居関連品、食料品等の販売およびインポート事業
資本金196億1385万円
営業収益7443億円(2020年2月期)
従業員数1万3699人(2020年2月現在)
店舗中国・四国・九州 196店舗(2020年11月期)
関連会社(株)ゆめカード、(株)イズミテクノ、イズミ・フード・サービス(株)、(株)ゆめデリカ、(株)ヤマニシ、(株)ゆめマート熊本、(株)ゆめマート北九州、(株)ユアーズ、(株)デイリーマート、(株)ウォッチ・ビジネス・カンパニー
ホームページhttps://www.izumi.co.jp

企画・制作/中国新聞社地域ビジネス局
※2021年中国新聞元旦号に掲載したものです。