広島の元気を創る 中国新聞 LEADERS 倶楽部広島の元気を創る 中国新聞 LEADERS 倶楽部
2021年新春トップインタビュー 広島のトップが想いを語る

店舗•ネット 相乗効果へ仕掛け


代表取締役会長 兼
社長執行役員
久保 允誉 (くぼ まさたか)

―どんな1年でしたか。

 4月の緊急事態宣言などで、各店舗は臨時休業や時短営業を余儀なくされました。しかしスタッフたちは、空いた時間に商品の勉強会を自主的に開くなどして、販売や接客のスキルアップに努め、サービスの改善につなげてくれました。消費動向の点では、「ステイホーム」を有意義に過ごしたいといったニーズから、パソコンや大画面テレビ、調理機器などの商品がよく売れました。コロナ禍において、生活必需品としての家電の価値に改めて気付かされた1年でもありました。

―ネット販売の伸びが顕著です。

 巣ごもり消費の効果も手伝ってネット関連の売上高は大きく伸長しました。需要の高まりに対応するため、注文商品の受取場所を全国のコンビニや運送会社の営業所、オープン型宅配便ロッカーなどに拡充。加えて商品配送の効率化を図ろうと、人工知能(AI)やロボットを使った新しい物流システムの構築を進行中です。配達や工事を通じて築いた物流網を異業種や同業他社にも利用してもらうサービスも検討しています。

―プログラミング教育事業も推進しています。現状は。

 AI技術などに対応した思考力や独創性を持つ子どもを育てる目的で2018年に参入しました。小中学生を対象に、ロボットを組み立て、動かすためのプログラミングを学ぶ機会を提供しています。19年末にはロボットプログラミング教室を運営する企業をグループ会社に迎えるなどして事業を拡張。現在は全国に100教室以上を展開し、生徒数は3千人を超えています。前年からは店舗内の教室の開設も進め、生徒数は1万人を目指します。

―今後は何に力を入れますか。

 ネットの専売商品を店舗でも販売したり、店舗のセール商品をネットでも扱ったりするなど、ウェブとリアル店舗との相乗効果で販売力アップを図ります。リフォーム事業の強化も課題です。在宅ワークの普及を背景に押し入れを仕事用の書斎に改装するといった事例も増えています。新しい生活様式に対応した住空間の提案にも積極的に取り組む方針です。広島では、中区基町地区で進む新サッカー場の建設をサポートし、にぎわいの拠点づくりにも貢献したいですね。


エディオン広島本店「これまでも、これからも広島の皆さまと歩み続けます」
概要
社名株式会社エディオン
本店所在地〒730-8620
広島市中区紙屋町2丁目1-18
本社所在地〒530-0005
大阪市北区中之島2丁目3―33 大阪三井物産ビル
Tel 06(6202)6011(大代表)
設立2002年3月
事業内容家電販売を主として行う「エディオン」を、関東から九州・沖縄まで日本各地に展開。子会社に、山陰・北陸・北海道地方で「100満ボルト」を展開する(株)サンキュー、住宅設備事業会社、リユース・リサイクル事業会社、通信販売事業会社など
資本金119億4000万円(2020年3月31日現在)
売上高連結売上高7335億7500万円(2020年3月期)
従業員数1万5889人(2020年3月現在)
関連会社(株)サンキュー、フォーレスト(株)、フォーレスト酒販(株)、(株)エヌワーク、(株)ジェイトップ、(株)エディオンハウスシステム、(株)イー・アール・ジャパン、(株)e-ロジ、夢見る(株)、(株)サンフレッチェ広島(※)、(株)マルニ木工(※)
※持分法適用関連会社
ホームページhttps://www.edion.com/

企画・制作/中国新聞社地域ビジネス局
※2021年中国新聞元旦号に掲載したものです。