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2021年新春トップインタビュー 広島のトップが想いを語る

5G本格展開 サービス多彩に


執行役員
中国支社長
白川 貴久子 (しらかわ きくこ)

―第5世代(5G)移動通信システムのサービスを開始しました。

 高速・大容量、低遅延で、多くの端末を同時に接続できる5Gサービスを昨年3月にスタートしました。現在中国地方で利用できるのは、JR広島駅(広島市南区)やマツダスタジアム(同)などです。今年3月までに、中国地方全54市に広げる計画です。エンターテインメントをはじめ、地域や企業の課題解決に役立つサービスに挑戦しています。

―地域課題への取り組みは。

 医療や交通、産業、観光などの課題を5Gなどを駆使して解決につなげるサービスを実証しています。山口県では、県立総合医療センター(防府市)と岩国市立美和病院を5G回線でつなぎ、若手医師がリアルタイムで専門医の助言を受けることができる遠隔医療をサポートしています。
 鳥取県智頭町や岩国市では、住民の高齢化によって公共交通の需要が高まる中、乗り合いバスの運行に人工知能(AI)を活用して、利便性や課題などを検証しています。また昨年度に続き、江田島市では水中用の小型無人機ドローンを使ってカキの成育状況を確かめる実験を行います。このほか、島根県隠岐ジオパークでは、その風景にデジタル映像を重ね合わせる複合現実(MR)技術を使ったコンテンツによる魅力発信に、全国初で取り組んでいます。

―使い方を浸透させる活動にも取り組んでいます。

 災害時、スマートフォンは家族との連絡や情報入手などに欠かせないライフラインであるため、東広島市と連携し、高齢者がスマホを安心・安全に使うための教室を昨年11月に始め、2月まで開いています。基本操作をはじめ、テレビ電話やネットの利用体験を通して高齢者のデジタルへの不安を軽減。誰もが気軽にデジタル機器を使いこなせる社会を目指します。

―これからの事業展開は。

 「中国地方をニューノーマル時代のリーダーに!」というビジョンを掲げています。自然や歴史、文化、産業など中国地方の魅力を生かしながら、過疎化や高齢化、人手不足、土砂災害といった課題への取り組みを加速します。デジタル技術やNTTグループの総合力を活用し、地域の暮らしをより豊かにするお役に立てるよう尽力していきます。


概要
社名株式会社NTTドコモ
本社所在地〒100-6150
東京都千代田区永田町2丁目11-1 山王パークタワー
Tel 03(5156)1111
設立1991年8月
事業内容■通信事業
携帯電話サービス(5Gサービス、LTE・Xiサービス、FOMAサービス)、光ブロードバンドサービス、衛星電話サービス、国際サービス、各サービスの端末機器販売など
■スマートライフ事業
動画配信・音楽配信・電子書籍サービス等のdマーケットを通じたサービス、金融・決済サービス、ショッピングサービス、生活関連サービスなど
■その他の事業
ケータイ補償サービス、法人IoT、システム開発・販売・保守受託など
資本金9496億7950万円
売上高4兆6513億円(2020年3月期)
従業員数8100人(2020年3月現在)
支社北海道支社、東北支社、東海支社、北陸支社、関西支社、中国支社、四国支社、九州支社
関連会社新規事業型会社13社、その他の新規事業型会社13社、機能分担子会社13社、その他子会社1社、海外グローバル拠点19社
ホームページhttps://www.nttdocomo.co.jp

企画・制作/中国新聞社地域ビジネス局
※2021年中国新聞元旦号に掲載したものです。