中国新聞LEADERS倶楽部
2019年新春トップインタビュー 広島のトップが想いを語る

お好み焼きを囲み広がる幸せ

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代表取締役社長 佐々木 直義 (ささき なおよし)

―昨年10月、英字ロゴ「OTafUKU」を導入しました。

インバウンド(訪日外国人客)の増加や海外での日本食の広がりに対応するためです。認知度を高め、ソースカンパニーとしてインターナショナルな企業を目指します。

同時に企業スローガンを「小さな幸せを、地球の幸せに。」に決めました。社名のオタフクは、もともと「お多福」から来ており、「福を広める」という理念があります。食事を一緒に作ってともに食べる幸せ。家族や仲間で鉄板を囲むだんらんのひととき。世界中どこでも作れるお好み焼きは「BORDERLESS FOOD(ボーダーレスフード)」で、さまざまな境界線を越えて人々に笑顔を届けられる食べ物です。戦争で悲劇を経験した広島の会社として、食を通じて世界平和に奉仕します。

―JR広島駅(広島市南区)の商業施設「ekie(エキエ)」にお好み焼き体験スタジオ「OKOSTA(オコスタ)」をオープンしました。

お好み焼き作りを体験し、その場で食べることができる施設です。開館10周年を迎えた情報発信施設「WoodEgg(ウッドエッグ)お好み焼館」(西区)が好評で、広島の中心部にも同様の施設を造りたいと考えていました。外国人観光客だけでなく、鉄板でお好み焼きを作ったことのない広島の方や日本人観光客にも楽しんでもらいたいです。

―7大アレルゲンを使用せず料理が作れる「KAKOMU(かこむ)ごはんシリーズ」を発売しました。

卵、乳、小麦などを使わずお好み焼きやトンカツ、煮込みハンバーグが作れるセットです。家族が食卓を囲んで幸せになるためには食物アレルギーをお持ちの方も一緒に楽しめなければなりません。みんなが笑顔になる食生活の提案も大事な社会貢献です。

―本社工場(西区)の自動化を進めています。

今後5年間で設備投資し、品質を磨き込みながら新たな設備を導入します。少人数で運営でき、地球環境に優しい工場へと変革します。

日本食はますます広がり、インバウンドは増加します。今後は外国人に選んでもらえる商品づくりが重要になります。海外から見た当社の価値について考えを深め、外国人向けの商品開発にも挑戦していきます。

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お好み焼き体験スタジオ「OKOSTA」の外観
概要
社名オタフクソース株式会社
所在地〒733-8670
広島市西区商工センター7丁目4-27
Tel 082(277)7111
設立2009年10月(創業1922年11月)
事業内容ソース、酢、たれ、その他調味料の開発・製造・販売
資本金1億円
売上高233億円(2018年9月期)
従業員数427人(2018年10月現在)
支社・支店・工場支店8/北日本、東京、名古屋、大阪、中国、四国、九州、台北
工場1/本社工場
関連会社オタフクホールディングス(株)、お多福醸造(株)、お好みフーズ(株)、ユニオンソース(株)、OPP(株)、Otafuku Foods,Inc.、大多福食品(青島)有限公司、OTAFUKU SAUCE MALAYSIA SDN.BHD.
ホームページhttps://www.otafuku.co.jp