中国新聞LEADERS倶楽部
2019年新春トップインタビュー 広島のトップが想いを語る

3カンパニー制で飛躍へ挑戦

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代表取締役会長 兼社長 北川 祐治 (きたがわ ゆうじ)

―昨年は創業100周年の記念すべき年でした。

社内メンバーでビデオを制作し、3月に開催した式典で上映しました。会社が発展するきっかけとなった事業を紹介するとともに、当時の思い出を語るOBに出演いただきました。皆さんが誇りを持って話す様子が印象に残っています。映像を通じて当社の歴史を振り返り、なぜ100年続くことができたのか、再認識する機会になりました。

本社のある府中市は、現状維持で甘んじるのではなく、挑戦する人を歓迎する風土が培われています。当社も挑戦するスピリッツをこれからも大切にしていきます。

―社内カンパニー制を昨年4月に導入しました。

金属素形材事業を「マテリアルテクノロジー」、産業機械事業を「サンテック」、工作機器事業を「グローバルハンド」とし、3カンパニー制にしました。事業の独立性や専門性を高めるとともに、各カンパニーに社長職を置き、スピード感ある経営判断で成長に導きたいと思っています。成果が出るのはこれからですが、各カンパニーで事業課題を明確化させ、解決に取り組みます。

―産業用の無人航空機を造る子会社を立ち上げました。

小型無人ヘリコプターなど製造のヒロボー(府中市)と共同出資し、昨年6月に新会社「AileLinX(エールリンクス)」を設立しました。小型無人機ドローンや小型ヘリの開発、製造、販売を手掛けます。無人航空機の飛行には航空法など法的な制約はありますが、両社の技術力を生かして、世界で認められるような機体の開発を進めます。

―今年の見通しは。

2021年度までの中長期計画が残り3年を迎え、ラストスパートの年にしたいと思っています。最終年度の売上高700億円、経常利益50億円の目標に向かい、順調に数値を伸ばしています。

カンパニー別でいえば、マテリアルテクノロジーは競争力のある分野へ経営資源を集約し、組織をスリム化させて専門性を高めたいと考えます。サンテックは、かつての営業力を復活させ、新規顧客を掘り起こします。グローバルハンドは、工作機械部品から工業ロボット分野などの周辺領域へと事業拡大を図ります。

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新型標準チャックBRシリーズ
概要
社名株式会社北川鉄工所
本社所在地〒726-8610
府中市元町77-1
Tel 0847(45)4560
設立1941年11月(創業 1918年3月)
事業内容金属素形材事業=生型鋳造・ロストワックス精密鋳造・エバフォーム鋳造・MIM焼結品及び鋳物素材をベースとした機械加工品および組立完成品(自動車部品、各種機械部品)
産業機械事業=コンクリートプラント、コンクリートミキサ(商品名:ジクロス等)、環境関連設備(商品名:ペレガイア等)、リサイクルプラント、建築用ジブクレーン(商品名:ビルマン)、自走式立体駐車場(商品名:アスペル)
工作機器事業=旋盤用チャック、油圧回転シリンダ、NC円テーブル、パワーバイス、ワークグリッパ、グリッパ(商品名:Promano)、特殊工作機械
資本金86億4000万円
売上高(連結)560億5100万円(2018年3月期)
従業員数(連結)2733人(2018年3月現在)
ホームページhttp://www.kiw.co.jp/