広島の元気を創る 中国新聞 LEADERS 倶楽部広島の元気を創る 中国新聞 LEADERS 倶楽部
2021年新春トップインタビュー 広島のトップが想いを語る

大型施工続々 最新技術を駆使


執行役員 中国支店長 池上 隆三 (いけがみ りゅうぞう)

―大型案件の施工が続きます。

 2020年には、三原市の新庁舎や中央図書館、岩国市の室の木埠頭バイオマス倉庫などを完成させました。6月にはJR広島駅南口の広島東郵便局跡地(広島市南区)で、日本郵便(東京)の大型オフィスビルを着工。19階建て、広島エリア最大規模のオフィスビルとなります。22年秋には完成の予定です。
 昨年9月に広島市中心部と広島駅周辺が、「特定都市再生緊急整備地域」に指定され、今後さらに再開発が加速します。当社も再開発事業やにぎわい創出事業に積極的に参画し、国際平和文化都市としての街づくりに貢献していきます。

―建設プロセスをデジタル化し、生産の革新に取り組んでいます。

 建設業の弱みである「現地一品生産」が、「ビルディングインフォメーションモデリング(BIM)」によるシミュレーションで「繰り返し生産」に変わりつつあります。建築分野では、建物の設計から維持管理までの情報をデジタル化し、仮想空間上に再現する「デジタルツイン」を活用し、新しい生産システムの構築を目指しています。土木分野では、建設機械の自動化を核とした次世代建設生産システム「クワッドアクセル」を導入し、建設機械が自律的に判断し、自動化施工を行う技術に挑戦しています。

―本郷産業団地(三原市)でも、最新技術で工事を進めています。

 本郷土地造成工事でも、衛星利用
測位システム(GPS)や小型無人機ドローン、情報通信技術(ICT)建機などを活用して、業務の効率化や生産性向上に努めています。1期工事は昨年に完成し、2・3期工事を施工中で、21年度に完成予定です。機械化施工を進める中で、全国の建設現場で二酸化炭素排出量を可視化できる「環境データ評価システム(edes)」を導入し、環境負荷低減に取り組んでいます。

―リスク対策を強化します。

 昨年は現場での新型コロナ感染防止に力を注ぎました。従業員安否システムを活用して、毎日社員やその家族の体調をチェックしたり、リモート化を促進したりしてリスクの低減を図りました。今年はさらなるマルチリスクへの対応を強化し、お客さまの多様なご要望に応えられるよう準備してまいります。


三原市立中央図書館
概要
社名鹿島建設株式会社
支店所在地〒732-0814
広島市南区段原南1-3-53 広島イーストビル
Tel 082(553)7900
設立1930年(創業1840年)
事業内容建設事業、開発事業、設計・エンジニアリング事業他
資本金814億円余
売上高2兆107億円(2020年3月末現在・連結)
1兆3050億円(2020年3月末現在・単体)
従業員数1万8673人(2020年3月末現在・連結)
7887人(2020年3月末現在・単体)
支店・営業所等北海道・東北・関東・東京土木・東京建築・横浜・北陸・中部・関西・四国・中国・九州
国内支店12カ所、国内営業所27カ所、海外18カ国・地域44拠点
関連会社鹿島道路(株)・鹿島建物総合管理(株)・ケミカルグラウト(株)・大興物産(株)・かたばみ興業(株)含む260社(うち国内95社・海外165社)
ホームページhttps://www.kajima.co.jp/

企画・制作/中国新聞社地域ビジネス局
※2021年中国新聞元旦号に掲載したものです。