中国新聞LEADERS倶楽部
2019年新春トップインタビュー 広島のトップが想いを語る

「黒ラベル」 エリア密着で躍進

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執行役員
中四国本部長
忠沢 一弘 (ちゅうざわ かずひろ)

―主力ビール「黒ラベル」の躍進が続きます。

中四国エリアの缶の販売は、昨年11月まで44カ月連続で前年超えを達成しました。お客さまに直接味わってもらうイベントの拡充が好調の要因と考えます。クリーミーな泡を味わえる樽(たる)生「パーフェクト黒ラベル」の体験イベントを、17年は広島県で2回実施。18年は広島、岡山、愛媛県で計7回開きました。今年は開催エリアのさらなる拡大を計画しています。

―エリアに密着した販売戦略を打ち出しています。

木戸孝允、坂本龍馬ら明治維新の偉人や、宮島(廿日市市)をあしらった地域限定デザイン缶を、昨年は5種類発売しました。偉人デザインは明治維新150年に沸く山口県や高知県など関係自治体ともタイアップし、観光PRに役立てました。

広島東洋カープのクライマックスシリーズと日本シリーズの初戦日は、広島市東区出身の歌手奥田民生さんと黒ラベル、カープのコラボ広告を中国新聞に掲載しました。カープと黒ラベル好きを公言する奥田さんの広島愛あふれる紙面は、ツイッターでも話題となりました。

―昨年8月に発売した缶酎ハイ「99.99」(フォーナイン)が評判です。

ビール造りで培ったこだわりの技術を結集し生まれた商品です。純度99.99%の高純度ウオッカを使った透明感ある味わいが、食中酒として飲みやすいと人気です。店頭で映えるシンプルでおしゃれなパッケージも受け、11月末には年間目標を達成し、計画を上方修正しました。

―今年の展望を教えてください。

酒税法が昨春改正され、ビールの副原料に果実やハーブなどが使えるようになりました。個性豊かなビールの開発に期待が集まります。サッポロビールは昨年、静岡工場内に小ロットの製造設備を増強し、多様な商品の生産体制を整えました。中四国エリアでは、広島県産レモンなど地域の特産物を用いた限定商品の開発を検討しています。

当社は世界の大手ビール会社で唯一、大麦とホップの品種改良を自社で手掛け、生産者と協働契約栽培しています。安全・安心かつ高品質な原料を使う強みを生かし、新たな価値を持つビールの発売を目指します。

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大人の★生。サッポロ生ビール黒ラベル
概要
社名サッポロビール株式会社
本社所在地〒150-8522
東京都渋谷区恵比寿4-20-1(恵比寿ガーデンプレイス内)
Tel 0570-200533(代表電話)
設立2003年7月1日
事業内容ビール・発泡酒・新ジャンル・ワイン・焼酎などの製造販売、洋酒の販売他
資本金100億円
売上高2788億円(2017年12月期)
従業員数1926人(2018年3月現在)
支社・支店・工場本社、北海道本社他全国に9地区本部、6ビール工場、2ワイナリー、2焼酎工場等
関連会社(株)楽丸酒造、(株)恵比寿ワインマート、スターネット(株)、(株)新星苑
ホームページhttp://www.sapporobeer.jp/