中国新聞LEADERS倶楽部
2019年新春トップインタビュー 広島のトップが想いを語る

収益力をアップしチーム強化

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代表取締役社長 山本 拓也 (やまもと たくや)

―リーグ戦は2位でした。

2017年の15位という厳しい成績を受けて城福浩監督を招きました。徹底して勝利にこだわる戦術を構築したこともあり、序盤から中盤にかけて想像を超える勝ち点を積み重ねました。終盤戦で勝利を得られず優勝は逃しましたが、J1で2位、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)のプレーオフ出場権獲得という成績は評価されるべきだと思っています。

―観客動員はいかがでしたか。

リーグ戦とカップ戦を合わせた目標30万人に対し、結果は26万7431人でした。17年の26万7238人と比べ1試合少ない状況での微増は悪くないかもしれませんが、目標達成率89.1%は残念です。天候リスクや水曜日開催の多さという理由はあるにせよ、どのような状況でも多くの人にスタジアムへ来ていただく施策が必要です。昨年は女性客をもてなす「ガールズフェスタ」などテーマ性のある企画を実施した3試合で2万人以上を動員しました。今季は2万人超えを5、6試合つくり、30万人達成を目指したいです。

―クラブの収入アップなくして上位への進出ができない状況です。

広島の17年度の営業収益は、リーグ13位の約34億円でした。連覇を果たした川崎Fが50億円を超えていることを考えても、収益が成績に直結するのが現実です。この数年でまずは、40億円まで収益を引き上げたいと思います。賞金や移籍金などで利益を出した過去もありましたが、これらはあくまでプラスアルファ。入場料・スポンサー・グッズの三大事業で収益をあげるのが本筋です。入場料を今季からJリーグの平均レベルに引き上げる決定を下しました。サポーターの皆さまには申し訳ありませんが、高い収益をあげて強化費を増額し、サッカーのパフォーマンスで還元したいと思います。

―今季の目標を教えてください。

ACLとJリーグ、二つの大きな戦いを戦える戦力を整え、まずはJ1残留を早い段階で達成し、目標を上方修正していきたいです。クラブとしては、話題性のあるグッズ開発や企画力あふれるプロモーションなどさまざまな改革で収益力を向上させ、安定経営の基盤をつくりたい。今季はクラブ経営改革のスタートだと位置付けています。

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2018シーズンホーム最終戦セレモニー
©2018 S.FC
概要
社名株式会社サンフレッチェ広島
所在地〒733-0036
広島市西区観音新町4-10-2
Tel 082(233)3233
設立1992年4月
事業内容サッカー事業
資本金2億2030万円
売上高34億2366万円(2018年1月期)
従業員数47人(2018年11月現在)
ホームページhttp://www.sanfrecce.co.jp/