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2021年新春トップインタビュー 広島のトップが想いを語る

新型破砕機と柱脚の拡販図る


代表取締役社長 奥原 祥司 (おくはら しょうじ)

―新型コロナウイルスが企業運営に与えた影響や変化は。

 当社の主力製品は、岩石を砕きコンクリートの骨材を製造する産業機械です。受注生産で納期まで数カ月と長いため急激な落ち込みはなかったものの、営業活動や打ち合わせが停滞し、徐々に影響が表れています。緊急事態宣言時は社員の出社を半数に抑えるなどして対応しました。これを契機とし、業務を積極的に効率化し、働き方改革を加速させます。
 社員にとって働きやすく、なおかつ働きがいのある職場にするため、事業部や個人単位で5カ年の成果・行動目標を自ら設定する「ケムコチャレンジ」に取り組んでいます。3年目の今年は、社員の変化や顧客満足度を中間検証し、コロナ禍による新たな課題への対応などを盛り込んで再スタートします。

―地域経済の回復も課題です。

 地元呉の街に活気を取り戻したいという思いで、昨年7月にラッピングバス6台を走らせた「コロナを乗り越え 呉を元気に!」プロジェクトに協賛しました。プレミアム付き商品券事業も同様です。今後もさまざまに応援したいと思っています。

―海外戦略を進める企業ならではの社会貢献も注目されていますね。

 昨年、世界213の国・地域をイメージした着物と帯を作り、平和と友好のメッセージを発信する一般社団法人イマジンワンワールド(東京)の「KIMONOプロジェクト」に協賛し、当社はドミニカ共和国の着物制作を支援しました。アフリカのナミビアに次いで2カ国目です。日本の伝統技術の粋を集めた着物が喜ばれ、国際会議や大使館のレセプションで披露されるなど、着物を通じて相手国との交流が始まっています。

―今後の展望を教えてください。

 環境が整い次第、コロナ禍で中断・停滞している事業の巻き返しを図ります。特に中国、インドに続く新規海外企業との技術提携協議を再開し、軌道に乗せる予定です。破砕処理能力が最大40%アップした昨秋発売の破砕機「新型コーンクラッシャー」と、旧型に比べより高層の建物に使用できる、耐震性に優れた柱脚「新型ジャストベースJEⅡ型」の拡販を計画しています。当面は社内体制の整備に注力し、時機が到来したら全社一丸となってフルスロットルでまい進します。


新型コーンクラッシャー「Vコーン」
概要
社名コトブキ技研工業株式会社
本社所在地〒160-0022
東京都新宿区新宿1丁目8-1 大橋御苑駅ビル
Tel 03(3226)3366
設立1979年4月
事業内容建設機械・建築材料の製造、販売
建設機械(土木機械)のレンタル販売
資本金1億円
売上高41億3600万円(2020年3月期)
従業員数105人(2020年9月現在)
支社・支店・工場広事業所・阿賀工場・東京営業所・大阪支店
ホームページhttps://www.kemco.co.jp/

企画・制作/中国新聞社地域ビジネス局
※2021年中国新聞元旦号に掲載したものです。