中国新聞LEADERS倶楽部
2019年新春トップインタビュー 広島のトップが想いを語る

特製ジョッキで五輪盛り上げ

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理事
中国統括本部長
小山 勝久 (こやま かつひさ)

―2018年の業績は。

アサヒグループ全体の業績は、欧州のビール事業を買収した効果で、非常に良かったと言えます。しかし、グループの中核となる国内酒類事業における全ビール類販売量は、前年を下回る厳しい状況でした。17年の改正酒税法施行に伴うビール店頭価格の上昇や、18年の業務用ビールの値上げに加え、相次ぐ自然災害が消費に大きく影響しました。19年は積極的な販売戦略で基盤を強化し、夢のある年にしたいと思います。

―どんな戦略ですか。

基幹ブランドに注力して国内市場の拡大に力を入れます。スーパードライはビール類の中で圧倒的な売り上げを持つロングセラーブランドです。それに甘んじず、初心に戻りチャレンジャーの気持ちで取り組みます。1987年の発売時は、若年層にスーパードライの辛口の味を知ってもらうために全国で100万人の試飲会を展開しました。それから30年が過ぎ、現代の若者に向けサンプリングを実施し、おいしさを体験してもらう予定です。

―20年の東京五輪・パラリンピックに向けて機運を高めています。

当社はビールメーカーで唯一の東京五輪・パラリンピックのゴールドパートナー(ビール&ワイン)です。来年に向けてスーパードライを中心に販促施策を積極的に展開します。その一つが「東京2020大会」のエンブレムをデザインした通称「555ジョッキ」です。五輪とパラリンピックの全55競技にちなんだ555ミリリットルサイズです。今年は取扱店をさらに拡大していきたいと考えています。海外から来た人にもスーパードライの素晴らしさを知っていただき、自国に戻って魅力を広めてもらいたいですね。

もう一つ、ワインも五輪公認のお酒です。今年は当社の国内製造ワインの販売にも力を注ぎます。

―地域の活性化にも熱心です。

広島県はメキシコ選手団の事前合宿地となります。歓迎の気持ちを表し、昨年はオリジナルラベルをデザインしたスーパードライ中瓶を販売しました。また、広島東洋カープを応援する「がんばれ!カープ缶」をスーパードライ缶などで引き続き販売し、地元の皆さまと一緒に地域を盛り上げていきたいと考えています。

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東京五輪・パラリンピックにちなんだ特製ジョッキ
概要
社名アサヒビール株式会社
本社所在地〒130-8602
東京都墨田区吾妻橋1-23-1
Tel 03(5608)5111
設立1889年11月
(2011年7月に純粋持ち株会社化に伴い分割設立)
事業内容ビール類、その他酒類の製造・販売
その他上記関連業務
資本金200億円
売上高9672億円(2017年12月期)
従業員数5897人(酒類事業連結2017年12月現在)
支社・支店・工場国内10統括本部・43支社、8工場、3研究所、海外4事業場
関連会社13社
ホームページhttps://www.asahibeer.co.jp/