広島の元気を創る 中国新聞 LEADERS 倶楽部広島の元気を創る 中国新聞 LEADERS 倶楽部
2021年新春トップインタビュー 広島のトップが想いを語る

ビールの価値高め うまさ訴求


執行役員
中国統括本部 本部長
山本 泰利 (やまもと やすとし)

―昨年は酒税法が改正され、ビールが減税されました。

 需要拡大のチャンスと捉え、「スーパードライ」の品質アップと販売強化に努めました。その一環で10月から月末金曜に、製造後3日以内の出荷を原則とする「工場できたてのうまさ実感パック」を数量限定で販売。パッケージには製造日を明記し、できたての鮮度をアピールしました。業務用の営業現場では、「うまい樽生」をお客さまに提供していただこうと、サーバーやジョッキの洗浄から、鮮度管理、注ぎ方までアドバイスを徹底。飲食店と手を携えて、樽生ファンの醸成を図っています。

―新ジャンル商品の現状は。

 3月に発売した新ジャンル「アサヒ ザ・リッチ」が好調です。仕込みの工程で、煮沸時間を短くすることで麦の芳醇(ほうじゅん)な香りを引き出す製法を採用。手頃な価格でプレミアムビールのような上質さやぜいたく感を味わえると喜ばれ、年間販売目標を上方修正するなど好調に推移しました。年末には煮沸時間をさらに短縮し、味わいを進化。キャッチコピーである「目指したのは、プレミアムビールを超えるうまさ。」を訴求する広告活動を積極的に展開します。

―環境保全にも積極的です。

 持続可能な水資源の利用を図ろうと昨年、「アサヒの森環境保全事務所」(庄原市)の森林管理を拡大し、管理面積は14%増の2467ヘクタールとなりました。国内8カ所のビール工場で使用する水と同量を自然に還元する「ウオーターニュートラル」の2025年までの実現を狙いとします。今回の面積拡大で95%の水の還元が可能となり、今後は工場での水使用量を削減しながら、間伐などを通じ、アサヒの森の水源かん養能力を高めることで100%の達成を目指します。

―今年の抱負をお願いします。

 「すべてのお客さまに、最高の明日を。」をビジョンに掲げ、お客さまの期待を越える商品やサービスを提供してまいります。「スマートドリンキング(飲み方の多様性)」を提唱し、飲む人も飲まない人もお互いが尊重し合える社会の実現を目指します。このほか、広島東洋カープとコラボしたデザイン缶が発売10周年を迎えました。今年も皆さまと一緒にカープを応援しながら、広島の元気を発信していきたいですね。


基幹ブランドの「スーパードライ」
概要
社名アサヒビール株式会社
本社所在地〒130-8602
東京都墨田区吾妻橋1-23-1
Tel 03(5608)5111
設立1949年9月(2011年7月に純粋持ち株会社化に伴い分割設立)
事業内容ビール類、その他酒類の製造・販売
その他上記関連業務
資本金200億円
売上高8869億円(2019年12月期)
従業員数5949人(酒類事業連結2019年12月現在)
支社・支店・工場営業拠点:国内10統括本部、生産拠点:国内ビール8工場
ホームページhttps://www.asahibeer.co.jp/

企画・制作/中国新聞社地域ビジネス局
※2021年中国新聞元旦号に掲載したものです。