広島の元気を創る 中国新聞 LEADERS 倶楽部広島の元気を創る 中国新聞 LEADERS 倶楽部
2021年新春トップインタビュー 広島のトップが想いを語る

飲用時品質追求 店でも家でも


執行役員
中国・四国営業本部長
村尾 俊彦 (むらお としひこ)

―家庭向け商品の動向は。

 2020年の巣ごもり需要の増加に伴いニーズは多様化しています。人気の「ザ・プレミアム・モルツ」や、健康を気遣いつつ麦のうま味も感じられる「金麦糖質75%オフ」は19年と比べ約2割増。ノンアルコールビールは、機能性表示食品の「カラダを想うオールフリー」が売り上げを伸ばしました。缶入りチューハイなどのRTD飲料(レディー・トゥー・ドリンク)では、昨年新発売した「こだわり酒場のレモンサワー<キリッと男前>」が好評です。

―コロナ禍の影響はどうですか。

 イベントの多くが中止になりました。特に「ザ・プレミアム・モルツ」は、最大の特長である、きめ細かくクリーミーな「神泡」を体感してもらう機会が少なくなりました。巣ごもり需要による伸びはあったものの、業務用需要の減分は補いきれず、20年は酒類全体で1割ほど売り上げが減少したとみています。

―飲食店のサポートが多彩です。

 飲食店とともに飲酒文化を創造してきた当社は、コロナ禍で苦境に立つお店の支援に力を注いでいます。飲食代金先払いサービス「さきめし」の決済手数料を20年5月から負担し、広島県内の約250店が参加したほか、スマートフォン決済アプリのポイントが最高3千円分当たるキャンペーンなども実施し、集客につなげました。さらに、感染防止対策のフェースシールドを、凸版印刷(東京)と開発。理化学研究所でスーパーコンピューター「富岳」による科学的検証も実施しました。広く使ってもらえるよう設計データを公開しています。

―今年はどう取り組みますか。

 当社の強みの一つである多彩な商品群を生かします。ハイボールは、「ジムビーム」「メーカーズマーク」に加え、看板商品の「角瓶」、香りが特長の「知多」、昨秋から通年販売となった「碧Ao」の5種を中心に展開します。さらに、ジン「翠」や焼酎「大隅」のソーダ割りなどの新しい楽しみ方も提案します。
 飲食店でも家庭用でも、最高においしい状態でお酒を楽しんでもらう「飲用時品質」を徹底的に追求します。商品の持つ魅力や価値を皆さまに丁寧に伝えるとともに、TPOに応じた最適のお酒を提案して、広島が元気になるよう取り組みます。


概要
社名サントリー酒類株式会社
本社所在地〒135-8631
東京都港区台場2-3-3
Tel 03(5579)1000
設立2009年4月1日
事業内容スピリッツ・ビール類・ワインなど酒類の国内販売
資本金10億円
売上高2兆5692億円(2019年12月期、サントリーグループ連結、IFRS、酒税込)
従業員数4万210人(2019年12月現在、グループ連結)
グループ会社300社(2019年12月現在)
ホームページhttps://www.suntory.co.jp

企画・制作/中国新聞社地域ビジネス局
※2021年中国新聞元旦号に掲載したものです。