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2021年新春トップインタビュー 広島のトップが想いを語る

ポール製造生かして事業拡大


代表取締役社長 山根 以久子 (やまね いくこ)

―2020年に創立50周年を迎えました。

 1970年に旗ポール事業でスタートし、現在は国内シェア8割強です。製品は平和記念公園(広島市中区)やマツダスタジアム(南区)のほか、2016年に三重県で開かれた伊勢志摩サミットなどで採用されています。ポール製造技術を活用し、車の進入を防ぐ車止めのほか、駐車場ゲートやベンチなどの環境エクステリア製品にも事業領域を広げています。

―新製品が注目されています。

 強い衝撃を受け止める車止め「インパクトボラード」を20年9月に発売しました。時速40キロで走る自動車の衝突に耐えることができます。車が歩道に乗り上げ、歩行者を巻き込む事故が頻発している現状を受け、開発しました。
 商社や建設コンサルタントと共同で、豪雨の際に街中の冠水を検知する車止め製品に取り組んでいます。京都府福知山市で今年3月まで実証実験をします。
 設定した水位に達すると、施設を管理する自治体や企業にメールで知らせる仕組みです。24時間、安全に監視でき、素早い避難や交通規制につなげます。

―車止め製品「ピコリーノ」がインターネットで話題です。

 1981年に発売したロングセラーで、門型の車止めの上に4羽の小鳥が止まっているデザインです。「等々力競技場」(川崎市)近くに設置されているピコリーノの小鳥に、サッカーチームのユニホームを作って着せてくれた方がいて、ツイッターで話題になりました。
 ピコリーノのように、安心安全の機能はもちろん、ぬくもりのある空間を演出できる製品を開発していきたいですね。

―今後の経営方針は。

 50周年を機に経営理念を「Let's smile(レッツ スマイル)!」に刷新しました。自ら行動して楽しく仕事に取り組み、笑顔の輪を広げる企業を目指します。社内だけでなく、異業種とも積極的に交流して製品の開発力に磨きをかけていきます。50年の節目を100年に向けた新たな出発と捉え、改めて付加価値を追求するとともに、笑顔あふれる街づくりに貢献していければと考えています。


地元サッカーチームのユニホームを着たピコリーノ
概要
社名株式会社サンポール
本社所在地〒730-8667
広島市中区南吉島2-4-5
Tel 082(244)4689
設立1970年9月
事業内容旗ポール、車止め、景観商品の製造・販売
資本金1億円
売上高47億3000万円(2020年9月期)
従業員数190人(2020年10月現在)
支社・支店・工場東京支店、本社工場、KONAN2014(工場)
関連会社ヨーロピアン・フラッグポール(タイ・バンコク)
ホームページhttps://www.sunpole.co.jp

企画・制作/中国新聞社地域ビジネス局
※2021年中国新聞元旦号に掲載したものです。