中国新聞LEADERS倶楽部
2019年新春トップインタビュー 広島のトップが想いを語る

地元情報を発信 ネットも柱に

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代表取締役社長 岡畠 鉄也 (おかはた てつや)

―災害報道が評価されました。

昨夏の西日本豪雨では、ラジオテレビ兼営民放局として全社挙げての報道を展開しました。実感したのは災害時でのラジオの強さです。「被災者に日常の感覚を失ってほしくない」との思いから、番組編成を変えないで放送。各番組のパーソナリティーがリスナーとのやり取りの中で必要な支援情報をくみ取り、伝えました。双方向を大切にしたラジオの手法は、テレビやネットの動画配信でも役立ちました。こうした取り組みが、きめ細かい災害報道として放送批評誌で紹介されました。

―自社制作番組が視聴率を伸ばしています。

地域の魅力を掘り起こす週末昼のバラエティーが好調です。「街頭TV出没!ひな壇団」(土曜正午〜)は昨年9月、過去最高の16.2%を記録。見逃し配信などを通じ、全国的なファンも増やしています。今年10年目となる「元就。」(日曜午後0時54分〜)も、安定して2桁を獲得しています。情報番組「イマなまっ!」(平日午後3時〜)は、キャスター2人が「広島の午後の顔」として定着。生活情報などの身近な話題を分かりやすく伝えていると好評です。

―今年はテレビ開局60年です。

広島東洋カープの協力を得て、中国新聞社と共同でカープの多彩な情報を盛り込んだコンテンツを立ち上げます。映像や音声、文字情報などを駆使したこれまでにないカープアプリを構築します。現在好評いただいている動画配信サービス「RCCPLAY!」と共に、ネット事業をテレビ、ラジオに次ぐ柱に育てていきたいと思います。

また、今年は浅野氏が広島城に入城して400年になります。節目に合わせて2月から2カ月間、デジタルアートで夜の城を彩るイベント「チームラボ広島城光の祭」を実施します。地域の人たちはもちろん、外国人観光客にも広島の夜の魅力に注目してほしいと考えています。

―スローガン「広島家族。」をどう深化させますか。

この言葉は西日本豪雨もあったために、より広く受け入れられていると感じました。先人たちが築いたローカル放送局としてのブランド力に磨きをかけながら、番組作りやイベントなどで地域との一体感をさらに深めていきます。

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RCCテレビ60年
「チームラボ広島城光の祭」(2月8日〜4月7日)
概要
社名株式会社中国放送
所在地〒730-8504
広島市中区基町21-3
Tel 082(222)1132(総務局広報部)
設立1952年5月(開局1952年10月1日)
事業内容放送業
資本金3億8250万円
売上高111億6570万円(2018年3月期)
従業員数187人(2018年10月現在)
支社・支局東京支社、大阪支社、福山放送局、呉支局、三次支局
関連会社(株)RCC文化センター、(株)RCCフロンティア、(株)オレンジシステム広島
ホームページhttp://rcc.jp/