中国新聞LEADERS倶楽部
2019年新春トップインタビュー 広島のトップが想いを語る

質高く独自性ある教育を深化

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理事長・総長 鶴 衛 (つる まもる)

―なぎさ公園小(広島市佐伯区)1期生の多くが間もなく、社会人になります。

先日、彼らにインタビューしたリーフレットが完成しました。そこには夢に向かって果敢に挑戦する姿があり、自分を信じ、自分の未来に希望を託す強い意志が見て取れました。また、努力やチャレンジを継続するモチベーションの高さがありました。何より自分の学びを楽しむ笑顔がありました。

彼らはみな、小学校での育ちにその基盤があるといい、「型にはめず常に応援しながら見守ってくれた」なぎさスタイルに言及してくれていました。

―教員の質を高めるための新たな取り組みを始めています。

教育は子どもたちの人生に責任を負わねばならぬ仕事です。どんな時代や社会にあっても自らの力で人生を切り開いていける力を付けねばなりません。本学園では、学園内外の教員や、教員を目指す学生を対象に、2018年度から「教師塾」を始めました。本学園の理念や教育プログラム、その方法論を伝えながら、新しい教員を育み、教員全体のレベルアップを目指しています。

―優れた授業などを教員が共有できるシステムを築いています。

各校が行っている先進的な取り組みや模範になる授業などの動画を共有するクラウド「授業缶詰」を17年度に構築しました。教員は、自分の都合に合わせて気軽に見ることができます。各校の教員が、お互いにどのような授業をしているかを知ることができ、各校の教育の質を高めることにもつながっています。この取り組みは小・中学校と二つの高校を持つ鶴学園だからできたことと思います。

今日、力量のある教員の確保は難しさを増す一方です。教員の力を伸ばしていくことが重要な時代になっていきます。学園のスケールメリットを生かした「教師塾」と「授業缶詰」の役割は、さらに大きくなっていくことと思います。

―今後の抱負は。

学園の建学の精神は「教育は愛なり」、教育方針は「常に神と共に歩み社会に奉仕する」です。この二つの理念にのっとり、鶴学園ならではの私学教育を一層深化させられるよう、教職員一丸となって取り組んでいく決意です。

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第3回教師塾「横断的な学びの具現化と実際」で話す、
なぎさ公園小校長の渡邊あけみ講師(奥右)
概要
法人名学校法人鶴学園
所在地〒731-5193
広島市佐伯区三宅2丁目1-1
Tel 082(921)3121(代表)
設立1956年2月
設置校広島工業大学
広島工業大学専門学校
広島工業大学高等学校
[全日制課程・通信制課程]
広島なぎさ中学校・高等学校
なぎさ公園小学校
ホームページhttp://www.tsuru-gakuen.ac.jp/