中国新聞LEADERS倶楽部
2019年新春トップインタビュー 広島のトップが想いを語る

接客力•販売力生かし出店加速

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代表取締役会長 木嶋 敬介 (きじま けいすけ)

―「ウォンツ」「ウェルネス」「ツルハドラッグ」を展開する中、近年は九州で出店を強化しています。

このエリアはディスカウント型の店が多いのが特徴です。当社のようにカウンセリング重視の店は少ないため、ニーズは高いと考えます。アジア圏からの観光客が多く、インバウンド(訪日外国人客)の需要も見込めます。今年は福岡県の都市部に約10店を出す計画です。

―調剤薬局を併設した店舗が増えています。

高齢化が進む中、地域の皆さまの健康不安をカバーする役割を担います。処方薬を渡すだけでなく、優れた健康食品や大人用おむつの改良情報など、生活全般にわたる最新の商品知識があるのはドラッグストアならではです。薬を処方する医師とのパイプを生かし、地域への健康情報も発信できます。中国地方の併設店は現在約3割。いずれは全店に広げ、地域の健康寿命を延ばすお手伝いをしたいと思います。

―競合他社との差別化をどう図りますか。

薬剤師や管理栄養士たち専門スタッフを数多くそろえ、カウンセリング重視の接客がうちの強みです。店内で育児・健康相談会を開き、食生活や生活習慣をアドバイスします。薬剤師の服薬指導や管理栄養士の献立アドバイスなど、在宅医療の一翼も担います。出店戦略としては1店あたりの商圏人口を1万人以下に抑え、ドミナント(地域集中)を図っています。昨年は新規出店が25店と順調に進み、既存店の売り上げも堅調でした。5月の決算時は年商1千億円を達成する見込みです。

―ツルハホールディングス(HD)の一員としてのメリットを教えてください。

売れ筋商品などの情報が全国から集まるため、販売力を強化できるのが何よりの利点です。高品質で手頃なプライベートブランド(PB)を提供できる良さもあります。

ツルハHDのグループ会社が昨年9月、沖縄県でスーパーマーケットを展開する企業とフランチャイズ契約を結びました。今年2月には同県内に初出店し、さらに規模を広げます。HDとしても、当社としても積極的に企業の合併・買収(M&A)を進め、顧客満足度の高い店舗運営を図ります。

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昨年11月にオープンしたウォンツ紙屋町店
概要
社名株式会社ツルハグループ
ドラッグ&ファーマシー西日本
本社所在地〒733-0841
広島市西区井口明神1-1-10
Tel 082(270)3170
設立1995年4月
事業内容医薬品・健康食品・化粧品・日用雑貨・ベビー用品小売
処方箋による調剤業務
資本金2億8750万円
売上高968億5749万円(2018年5月期)
従業員数3440人(2018年9月現在)
関連会社(株)ツルハホールディングス
ホームページhttp://tgn.tsuruha-hd.co.jp/