中国新聞LEADERS倶楽部
2019年新春トップインタビュー 広島のトップが想いを語る

おいしさ追求 商品開発に自信

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代表取締役会長 兼 CEO 細川 匡 (ほそかわ ただし)

―新工場が誕生しました。

東広島市の吉川第二工業団地内に、鉄骨3階建て延べ約7200平方メートルの新工場を建設し、2018年8月に稼働しました。広島風お好み焼きをはじめ、弁当や総菜のほか、グラタン、ドリアなど、セブン-イレブン・ジャパン(東京)のチルド商品をメインに製造しています。

新工場では、主力となるお好み焼きの材料や製法を見直しました。豚肉やエビのうま味を全体に行き渡らせて、キャベツは食感を残しつつ甘味が増すように蒸し方を工夫しました。これまで以上においしさを追求した自信作です。さらに冷凍商品の開発を進め、全国での販売を目指します。

―テレビCMが好評でした。

昨今の求人難を受け、東広島工場を新設する際は、初めてのテレビCMを18年2〜4月に放送しました。当社の認知度を高める狙いです。漫談家の林家あずみさんとシンガー・ソングライターの香川裕光さんを起用して幅広い層にアピールしました。そのかいもあり、約250人のパート従業員を確保しました。まだ不足感がありますので、派遣社員にも従事してもらっています。テレビCMが新入社員や新卒内定者の保護者の安心感につながるなど、思わぬ効果もありました。

―商品開発力が高く評価されています。

「開発力のデリカウイング」を自負しています。セブン-イレブン・ジャパンが四半期ごとにヒット商品の開発を表彰する制度では常連です。18年はおにぎりやスイーツなどが選ばれました。ヒット商品の鍵を握るのは自由な発想です。制約をかけず、失敗を恐れず、消費者の目線を忘れずに、わくわくしながら取り組むことで、よりおいしくて個性的な商品を生み出しています。

―社員満足度の向上にも力を注いでいます。

短時間勤務や時差出勤、長期有給休暇のほか、誕生月の食事会や国内外への社員旅行など、長年にわたって従業員が働きやすい環境を整えてきました。07年には社員の定年を65歳に延長しました。当社の社是は「Happy Together」。社員はもとより、取引先や地域の皆さまなど、多くの人に幸せを届ける企業として進化を続けます。

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東広島市の新工場
概要
社名デリカウイング株式会社
本社所在地〒738-0039
廿日市市宮内工業団地2-5
Tel 0829(39)4411
設立1971年11月
事業内容中国・四国地区の1600店舗を超えるセブン―イレブンへのお弁当、おにぎり、サンドイッチ、惣菜、軽食、スイーツ等の製造・納品・開発
資本金1億円
売上高154億4783万円(2018年2月期)
従業員数1858人(2018年8月現在)
工場拠点広島工場、岩国工場、デザート工場(廿日市市)、東広島工場
関連会社(株)ウイング
ホームページhttp://dwing.co.jp