中国新聞LEADERS倶楽部
2019年新春トップインタビュー 広島のトップが想いを語る

飲料ブランドの育成に努める

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代表取締役社長 河本 大輔 (こうもと だいすけ)

―昨年4月、パウチ容器入り飲料の生産がスタートしました。

アシードブリュー宇都宮飲料工場(栃木県下野市)で生産開始しています。2019年3月期は、当初計画通り100万ケースの製造が達成できる見通しです。20年3月期は160万ケースの製造を見込んでおり、収益拡大に貢献するものと予測しております。今後は、健康志向の商品を「アシードウェルネス」ブランドとして開発し、販売することを計画しています。

―低アルコール飲料の動向は。

市場拡大は続いており、受託製造の引き合いが増えています。自社ブランドのチューハイ「アスター」シリーズが好調。昨年は台湾の大手小売業から受注が入りました。アスターは地域特産フルーツ果汁を原料に使用し、17年から販売を展開しています。昨年、新たに「青森りんご」も発売しました。西日本豪雨災害の影響で原料確保ができなくなった「瀬戸田レモン」については、早期に製造を再開する予定です。今後は会員制交流サイト(SNS)での情報発信やネット広告にも力を入れ、知名度アップを図っていきます。

―海外進出はいかがでしょう。

ベトナムでは14年にビール会社へ出資し、タイでは16年に共同出資の販売会社を設立しました。両国は中堅の飲料メーカーが多く、ほかにもパートナーとなり得る現地企業との提携や合併・買収(M&A)を検討するため、情報収集に力を入れています。当社の飲料製造技術を生かし、提携先と協力して、それぞれの国に合った新たな飲料を開発し、販売していきたいと考えています。

―グループの経営課題と、それを乗り越える対策は。

昨年は豪雨災害で、仕入れ先の倉庫が浸水するなどの影響を受けました。昨今の人手不足に伴う物流コストの上昇にも頭を悩ませています。対策としては商品物流センターの新設を検討しているほか、働き方改革に取り組み、自動販売機オペレーションの効率化と労働生産性の向上を図っていきます。またインターネットを通じて飲食品を購入する消費者が年々増えていることから、自社のウェルネス系飲料を中心にeコマース(電子商取引)事業に力を入れていきます。

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地域特産果汁のチューハイ「アスター」シリーズ
概要
社名アシードホールディングス株式会社
本社所在地〒720-0043
福山市船町7-23
Tel 084(923)5552
設立1972年11月
事業内容自動販売機を通じた飲料・食品の販売及び清涼飲料や低アルコール飲料の製造・販売
資本金7億9847万円
売上高274億3098万円(2018年3月期)
従業員数535人(2018年3月現在)
関連会社 アシード(株)、北関東ペプシコーラ販売(株)、アシードブリュー(株)、宝積飲料(株)、アオンズエステート(株)、HaLong Beer And Beverage Joint Stock Company、ASEED(Thailand)Co.,LTD
ホームページhttps://www.aseed-hd.co.jp