中国新聞LEADERS倶楽部
2019年新春トップインタビュー 広島のトップが想いを語る

技術を蓄積 マットレスに定評

photo
代表取締役社長 小出 克己 (こいで かつみ)

―自社製造のマットレスに定評があります。

寝具や家具、インテリアの製造と販売を通して、快適な空間づくりを提案しています。広島県内の4工場で、自社ブランドのほか、海外高級ブランド3社の製品の製造を手掛けています。

マットレス専用の八千代第一工場(安芸高田市)では、マットレスを年間約10万枚生産しています。スプリングは、一つ一つのコイルを袋に収納した「ポケットコイル」を主に採用しています。独立したコイルが理想的な寝心地を実現します。配列方法や詰め物の形状を変えて、豊富な商品ラインアップをそろえました。

安全性にも配慮しています。防炎に適した表面構造や、防虫マットレス生地の開発は、当社独自の取り組みです。2013年には、JR九州の豪華寝台列車「ななつ星in九州」にも採用されました。

―高いブランド力を日本品質で支えています。

米サータ社、仏ロゼ社、独ルフ社と業務提携し、ライセンス生産というスタイルで海外ブランド製品をお届けしています。洗練されたデザインを生かしながら、日本人の体格や生活様式に合うよう自社工場で製造します。輸入するより納期は短く、コストも抑えられ、価格にも反映できます。

―売り上げが伸びている要因は。

18年3月期の売り上げは93億円で前期を上回り、順調な実績を上げました。外国人観光客が増えていることもあり、ホテル業界が活況でベッドの注文が相次いでいます。このほか、客室総合診断システム「ドリームクリニック」を展開。蓄積したノウハウを生かし、ベッドの寝心地や家具類の破損などをチェックして、改善案をホテルに提示します。おかげさまでこれまでに400社以上から依頼を受けており好評です。

―今後のビジョンは。

売り上げ100億円を目指しています。業績拡大のみならず、コンプライアンス体制を確立し、株式上場を視野に入れた取り組みに力を注ぎます。当社は、安心でくつろげる空間と環境をつくる「空環創造宣言」を掲げています。1950年の創業以来培ってきた確かな技術とデザイン力を生かし、日本の家具文化の向上に貢献していきます。

photo
重厚なデザインのサータブランドのベッド
概要
社名ドリームベッド株式会社
本社所在地〒733-0812
広島市西区己斐本町3-12-39
Tel 082(271)4201
設立1950年10月
事業内容ベッド・リビングソファ・インテリア用品の製造・販売
資本金9100万円(2018年3月期)
売上高93億円(2018年3月期)
従業員数430人(2018年3月現在)
支社・支店・工場営業所11カ所、出張所・駐在所7カ所、工場4カ所、物流センター3カ所、ショールーム3カ所、lignerosetショップ5カ所
ホームページhttp://www.dreambed.jp