中国新聞LEADERS倶楽部
2019年新春トップインタビュー 広島のトップが想いを語る

交通担う使命 全線復旧に尽力

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執行役員 広島支社長 北野 眞 (きたの まこと)

―西日本豪雨からの復旧に尽力されています。

昨年7月の西日本豪雨で、当社設備も大きな被害を受け、長期間の運転見合わせが多くの路線で発生しました。国や自治体などの支援と、沿線に暮らす方の協力により復旧が進んでいます。

山口県では10月に全区間で運転が再開し、広島県でも12月に芸備線以外は再開できました。残る三次駅(三次市)―狩留家駅(広島市安佐北区)間の開通は、今年秋を目標に工事を進めています。地域の交通を担い、暮らしを支える役割を果たすため、一日も早い復旧に努めます。

―鉄道の安全対策は。

2018年4月にスタートした「JR西日本グループ鉄道安全考動計画2022」を実行し、さらなる安全性向上を目指します。この計画は激甚化する自然災害への対処、社員の異常時対応能力の向上など、全員参加型の安全管理で取り組んでいきます。中でも広島支社では、踏切の安全に力を入れており、踏切の格上げや障害物検知装置の設置、存在を明確にするための塗色などを随時実施しています。また、幼稚園や小学校などを訪問し、踏切の渡り方、非常ボタンの扱い方を伝える教室も開いています。

―地域共生室が新設されました。

地域と共に新たな価値を創出しようと、昨年6月に地域共生室を新設しました。観光地への集客や町おこしのために、特産品や歴史などの強みを地元の方と開拓、発信しています。豪雨災害の際は、地域と連携して子どもたちの心のケアを目的とした交流会も実施。今後もさまざまな取り組みを推進します。

―広島駅(広島市南区)の利便性向上が進みます。

南北自由通路の全面利用開始に続き、商業施設ekie(エキエ)も順次開業し、好評です。新幹線改札内のコンコースでも開業以来初のリニューアルを実施し、年度内に完成させる予定です。物販、飲食店舗をはじめ、待合スペースも刷新。さまざまなお客さまのニーズに合わせたモバイルコーナーや、キッズスペースも新設します。

広島の玄関口として、訪れた方に快適にご利用いただける空間づくりと、地元の方から愛される魅力的な駅を目指し、今後もまい進します。

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地域共生室が広島駅北口で取り組んだ産直市「みのりみのるマルシェ」
概要
社名西日本旅客鉄道株式会社
所在地〒530-8341
大阪市北区芝田2丁目4-24
Tel 0570(00)2486 ( JR西日本お客様センター)
設立1987年4月1日
事業内容運輸業、流通業、不動産業、その他
資本金1000億円
売上高1兆5504億円
従業員数2万8383人(2018年4月現在)
支社など新幹線事業本部、大阪工事事務所、大阪電気工事事務所、金沢支社、近畿統括本部、和歌山支社、福知山支社、岡山支社、米子支社、広島支社
関連会社153社(うち連結子会社64社)(2018年3月31日現在)
ホームページhttp://www.westjr.co.jp/