新型コロナへの対応を通して番組の作り方やスタッフの規模、イベントの在り方など各方面で力を付けた年でした。社員・スタッフの安全のため、制作は2班体制に変更。テレワークに関しては、当初から4月開始で準備していたためスムーズに対応できました。「カープファン感謝デー」は通常のテレビ放送に加え、動画配信サービス「RCC PLAY!」とカープ公式アプリ「カーチカチ!」で特別企画を配信。恒例の「第九ひろしま」もオンライン演奏会という形態で開催できました。
昨秋放送のバラエティー「3人たどって千鳥にタッチ」が、無料配信サイト「TVer(ティーバー)」で全国番組に引けを取らない視聴回数を記録。ラジオもカープ中継や「ごぜん様さま」は、インターネットでラジオが聴ける「radiko(ラジコ)」を使って、県外のリスナーにも楽しまれています。テレビやラジオだけでなくネット分野でもRCCブランドの向上に努めていきます。
今年の目標は、多様なコンテンツが制作できる集団への成長です。RCCには気象予報士の有資格者が4人おり、独自予報を発表できる「予報業務事業者」の認可を受けました。県民の安心安全のために、よりきめの細かい情報を発信していきます。また、4K対応の中継車を新規に導入予定。テレビのサブチャンネルを使ったマルチ編成にも挑戦するなど、ハード面の拡充も進めています。
新しいコンテンツの発信を目的に作られたレモンチは、ユニークな発想を持った若手社員たちから誕生。曲やダンスも完成し、今年は多方面で活躍します。また、平和報道や環境保全団体を支援する「ラブ・グリーン賞」に加え、SDGsの推進にも改めて取り組みます。今年は「DX(デジタルトランスフォーメーション)ワーキングチーム」を軸に業務と意識のデジタルシフトを進め、来年迎える開局70年の足場づくりの年にしていきます。
社名 | 株式会社中国放送 |
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本社所在地 | 〒730-8504 広島市中区基町21-3 Tel 082(222)1112 |
設立 | 1952年5月 |
事業内容 | 放送業 |
資本金 | 3億8250万円 |
売上高 | 106億9200万円(2020年3月期) |
従業員数 | 180人(2020年9月現在) |
支社・支局 | 東京支社、大阪支社、福山放送局、呉支局、三次支局 |
関連会社 | (株)RCC文化センター、(株)RCCフロンティア、(株)eRCC、(株)オレンジシステム広島 |
ホームページ | https://rcc.jp |