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2021年新春トップインタビュー 広島のトップが想いを語る

変革を加速させ 新たな成長へ


代表取締役社長 迫谷 章 (さこたに あきら)

―昨年はどんな一年でしたか。

 労働者不足や熾烈(しれつ)な受注競争に加え、コロナ禍による影響が懸念される厳しい状況の中、中国地域の需要を維持しながら東京をはじめ都市圏の営業・施工体制を強化し、事業を拡大できました。中国地域ではリニューアル工事の受注が堅調な中、国のGIGAスクール構想を背景にした情報通信工事が好調でした。

―中期経営計画(2018~20年度)の達成状況は。

 変革と成長をテーマに、中国地域や都市圏での受注拡大に加え、工程を前倒しで作業を行うフロントローディングの推進やIT活用など、さまざまな業務改革による生産性向上を進めました。その結果、19年度の売上高は1688億円と当初の目標(最終年度1650億円)を1年早く達成。昨年2月には、全国で熱絶縁工事や熱絶縁配管支持器具などの製造販売を行う会社をグループ化しました。こうした取り組みにより、本年度の売上高は1830億円と9期連続の増収を見込んでいます。

―環境に配慮しています。

 環境に配慮した設備の提案など、事業のさまざまな活動を通じて社会の持続的発展に貢献したいと考えています。一例が、省エネ機器や太陽光発電などを導入したビル「ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)」の推進です。当社では19年にZEBプランナーの認証を取得し、ZEBの普及拡大に取り組んでいます。

―今年の抱負は。

 今年は中期経営計画の最終年度であり、24年の創立80周年に向けた次期計画がスタートする節目の年でもあります。まずは本年度の目標達成に全力で取り組み、次期計画の新たな成長につなげていきたいと考えています。このためには事業環境の変化に対応した営業・施工体制の強化とともに、厳しい中でも利益を確保できる競争力強化が必須で、これまで進めてきた業務改革による生産性向上など、変革をさらに加速する必要があります。こうした意識をグループ全体で共有し、一体となって取り組んでいきたいと考えています。また、これまでの発展を支えてきたのは長年にわたる人材の確保と育成の成果であり、引き続き注力していきます。加えて、再生可能エネルギーの導入・投資のほか新事業への参画などにも積極的に取り組みます。


昨年11月からスタートした新CM。
ドローン映像で事業を紹介
概要
社名株式会社中電工
所在地〒730-0855
広島市中区小網町6-12
Tel 082(291)7411
設立1944年9月
事業内容屋内電気工事・空調管工事・情報通信工事・配電線工事・送変電工事の設計施工、工場・ビル設備のリニューアルなど
資本金34億8190万円
売上高連結:1688億円(2020年3月期)
個別:1493億円(2020年3月期)
従業員数3519人(2020年10月現在)
事業場広島・岡山・山口・島根・鳥取統括支社、東京・大阪本部、電力建設所
関連会社三親電材(株)、中工開発(株)、(株)イーペック広島ほか12社
ホームページhttps://www.chudenko.co.jp/

企画・制作/中国新聞社地域ビジネス局
※2021年中国新聞元旦号に掲載したものです。