広島の元気を創る 中国新聞 LEADERS 倶楽部広島の元気を創る 中国新聞 LEADERS 倶楽部
2021年新春トップインタビュー 広島のトップが想いを語る

SDGsの理念で教育に磨き


理事長・総長 鶴 衛 (つる まもる)

―広島工業大(広島市佐伯区)に昨年9月、「SDGs(持続可能な開発目標)推進センター」を設立しました。

 本学は1993年に全国初の環境学部を設置するなど、SDGsを国連が2015年に採択する前から「持続可能な社会を創造する教育・研究」に取り組んでいます。SDGsの17の目標は大学での教育・研究と全てつながっていると考えます。
 SDGs推進センターは、持続可能な開発目標に関する啓発や各種の関連活動を、全学的な視点で推進することを目的として設置し、活動しています。こうした啓発活動などを学生の教育・研究に反映させるとともに、地域社会への貢献を目的に活動しています。また、研究プロジェクトの支援も考えています。

―AI(人工知能)・データサイエンス教育にも力を入れています。

 コロナ禍は日本のデジタル化の遅れを明白にしました。AIやデータサイエンスの知識がある人材の育成は急務であり、工業系大学である本学の使命と考えています。
 20年度からの教育プログラム「HIT.E ▷2024」は、全学科の1年次後期に「AI・データサイエンス入門」を必修化。3年次前期は「AI・データサイエンス応用」を選択科目として設定しています。AIを積極的に活用できる技術者の輩出を目指します。

―コロナ禍への対策は。

 小学校から高校ではタブレット端末を授業で活用するなど、以前からIT化を進めていて、オンライン授業にスムーズに対応できました。オンライン授業の内容や反響などを点検し、今後に生かしていきます。昨年5月には経済的負担を少しでも軽減するための緊急支援として、小中高生に3万円、大学・大学院生に5万円を給付しました。

―どのような教育を目指しますか。

 いつの時代でも、建学の精神「教育は愛なり」と、教育方針「常に神と共に歩み社会に奉仕する」という学園の二つの教育理念は変わりません。高い倫理観を持ち、社会に貢献できる人材の育成に努めます。そのために、「変えてはならないもの」と「時代とともに変えていくもの」を見極め、「不易流行」の精神で時代に対応した教育を進めていきます。


建学の精神(上)と教育方針
概要
法人名学校法人鶴学園
所在地〒731-5193
広島市佐伯区三宅2丁目1-1
Tel 082(921)3121(代表)
設立1956年2月
設置校広島工業大学
広島工業大学専門学校
広島工業大学高等学校[全日制課程・通信制課程]
広島なぎさ中学校・高等学校
なぎさ公園小学校
ホームページhttp://www.tsuru-gakuen.ac.jp/

企画・制作/中国新聞社地域ビジネス局
※2021年中国新聞元旦号に掲載したものです。