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2021年新春トップインタビュー 広島のトップが想いを語る

「命守る」放送 新社屋2月始動


代表取締役社長 箕輪 幸人 (みのわ ゆきと)

―新社屋での放送が始まります。

 放送開始の2月22日に向け、入念に準備を進めています。防災機能を高めた鉄骨免震構造6階建て延べ約8千平方メートルの新社屋は、3メートル浸水しても放送を続けられるよう放送設備と非常用の発電機を上層階に配置。災害時に「命を守る情報を届ける」という放送局としての使命を果たす情報基地になります。

―挑戦が実を結んでいます。

 毎週土曜午後5時からの「西村キャンプ場」が人気です。お笑いコンビ「バイきんぐ」の西村瑞樹さんが広島県内を中心にキャンプ旅を楽しむドキュメントバラエティーです。現在は全国9局でレギュラー放送され、県内の隠れた逸品が広く知られる機会になるほか、Tシャツやキャンプ用品などの番組グッズの販売も好調です。社内プロジェクトの企画から生まれた自社制作番組の成功が、スタッフの自信につながっています。

―持続可能な開発目標(SDGs)の取り組みも注目です。

 SDGsの達成に向けて国連がメディアに協力を呼び掛けている「SDGメディア・コンパクト」への協力を昨年7月に宣言しました。月―金曜夕方の報道番組「TSSプライムニュース」で県内の企業や団体、学校などのSDGsの取り組みを紹介。番組で取り上げた企業に、国連や世界的高級ブランドから問い合わせが入るなど、広島の放送局としての発信力を実感しています。今後もSDGsの啓発に努めていきます。

―コロナ禍での役割は。

 国民や県民の生命財産を守るための正確な情報を広く発信することがテレビ局の存在意義です。これまで以上に地域に根差し、広島の放送局という発信力の強さも生かして取り組んでいきます。
 イベントでは昨年8月、広島市や福山市で計130発の花火の打ち上げを実施。野球中継との連動で喜ばれました。「ちびまる子展」「リアルサザエさん展」など、3世代で楽しめる催しも好評でした。そのほか、信託を受けた個人情報を通じ、視聴者とより密接につながる情報銀行プラットフォーム「TV-FAN BASE」に全国の放送局の中で最初に参入しました。視聴者ニーズを把握し、サービスの向上を目指します。新社屋で新たなスタートを切る年、挑戦を重ねていきます。


新本社ビルの外観
概要
社名株式会社テレビ新広島
本社所在地〒734-8585
広島市南区出汐2丁目3-19
Tel 082(255)1111(代)
設立1974年8月(開局は1975年10月)
事業内容民間テレビ放送業
資本金10億円
売上高87億3100万円(2020年3月期)
従業員数124人(2020年10月現在)
支社・支局支社(東京、大阪、福山)
報道海外駐在(米・ニューヨーク)
関連会社(株)TSSプロダクション、(株)TSSソフトウェア、(株)TSS開発
ホームページhttps://www.tss-tv.co.jp/

企画・制作/中国新聞社地域ビジネス局
※2021年中国新聞元旦号に掲載したものです。