中国新聞LEADERS倶楽部
2019年新春トップインタビュー 広島のトップが想いを語る

「食と農」を基軸 地域に根差す

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会長 籾田 清 (もみだ きよし)

―西日本豪雨では農業にも大きな被害が出ました。

昨年11月時点では、広島県内の農業関連の被害額は491億円に上っています。JAグループ広島では対策本部を設置し、国や県、市町とも連携を図りながら復旧・復興に取り組んでいます。本格的な営農再開には時間がかかりますが、全力でサポートを続けていきます。

―昨年12月に第28回JA広島県大会が開かれました。

2016年から続けてきた自己改革の三つの重点目標「農業者の所得増大」「農業生産の拡大」「地域の活性化」に、「豪雨災害からの復興支援」を加えることを確認しました。組合員や地域の皆さまの声を的確に把握するためにも、これまで以上に対話を重ね、事業活動に反映させる「声を聴き、声に応える活動」を展開していきます。また、気象や耕地条件が多様な本県農業の特色や、消費地を抱える強みを生かし、マーケットニーズに対応し、県内の産地間リレーで野菜を出荷する取り組みを展開していきます。広島県の農畜産物を選んで食べていただくことが農業を支えることにもつながります。

―担い手の育成策は。

農業の持続性確保に向けた新規就農者の確保・育成や農業者の経営発展のため、JAの総合力の発揮による多様な支援策を展開します。

支援は、農業者の営農類型に応じたニーズに対応するため、産地や担い手に出向く活動を充実させていきます。

農業の新しい担い手として、女性の活躍にも大いに期待しています。また、情報通信技術(ICT)などを活用した「スマート農業」の導入も視野に入れ、農業の持続性を高める取り組みを進めます。

―今年の目標は。

「食と農を基軸に、地域に根ざした協同組合」として、社会に貢献するJAグループ広島を目指していきます。

これまで以上に外へ出て行動する時期だと痛感しています。組合員への訪問活動や「JAまつり」などで皆さまの声を聞き、その願いやニーズにしっかりと応えていきます。自己改革に終わりはありません。今後もさまざまな活動を通じ、組合員や地域の皆さまの暮らしに貢献し続けていきます。

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女性農業者の情報交換会の様子
概要
組合名広島県農業協同組合中央会
所在地〒730-0051
広島市中区大手町4丁目7-3
Tel 082(243)6245
設立1955年4月
事業内容広島県農業協同組合中央会は、県内のJA・連合会の健全な発展を図ることを目的として設立されたJAグループ広島の指導機関です。JA・連合会の組織・経営の指導や監査を行うほか、JAグループ役職員・組合員に対する教育、JAグループ広島を代表して行政庁に対する意見の提出など、さまざまな事業を通じて、農業・農業者の発展、安全・安心な食料の安定供給、地域社会に貢献するJA・連合会の取り組みを支援しています。
職員数70人(2018年10月現在)
会員19会員
ホームページhttp://www.ja-hiroshima.or.jp/