中国新聞LEADERS倶楽部
2019年新春トップインタビュー 広島のトップが想いを語る

丹念な営業 地元への融資開拓

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理事長 山本 明弘 (やまもと あきひろ)

―リスクを取りながら中小企業への融資に力を入れる経営が、全国的にも話題になりました。

昨年9月にNHKのドキュメンタリー番組で取り上げられました。タイムリーな融資で取引先の資金繰りをサポートする姿勢や役職員が丹念に取引先を訪問する「フットワーク」「フェイス・トゥ・フェイス」の営業活動、融資の回答を原則3日以内に出すスピード対応などが紹介され、注目を集めたようです。

日銀のマイナス金利政策で多くの金融機関が収益の確保に苦戦する中、当組合は2018年度上半期の売上高に当たる経常収益は15年連続の増収、当期純利益も過去最高を更新しました。投資信託や生命保険などの金融商品を一切取り扱わず、融資と預金の本来業務に特化した経営方針を貫いているからです。

―19年ぶりの新設となる広支店(呉市)が昨秋、オープンしました。

独自の技術力を持つ企業が多く、人口も増加している広地区を、有望な開拓エリアと判断しました。旧呉市域では初の出店です。オープン前から僚店の支店長たちも呉市内を回って約400件、約65億円の融資先を新たに掘り起こし、他の職員も応援しました。本年度内には千件、約200億円まで増やす目標です。当組合の出店が広地区の活性化につながると考えています。

―西日本豪雨では、被災した安浦支店(呉市)がいち早く復旧し、地域の人たちを安心させました。

床上浸水した安浦支店を、広島市内から派遣した役職員も加わって清掃し、臨時休業することなく通常通り営業しました。支店には金融相談窓口を設けて休日も休まず対応したほか、通帳やカード紛失の便宜扱いや災害復旧ローンなどを素早く実施して、地域のライフラインとしての役目を果たすことができました。

―懸賞金付き定期預金「ハッピードリーム定期」が人気です。

最高100万円が当たると好評です。昨秋から取り扱いを始めた第22回は懸賞金総額2億7千万円、当せん確率は50.4%です。「抽せんが楽しみ」と大口でのお申し込みも増えています。預金を企業などへの融資として「地元のお金は地元で活かす」のが、地域金融機関の正道であり、当組合のモットーです。本来業務を愚直に続けていきます。

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本店ビル
概要
組合名広島市信用組合
本店所在地〒730-0036
広島市中区袋町3-17
Tel 082(248)1171
設立1952年5月
事業内容金融業
出資金197億8500万円(2018年9月現在)
経常収益159億17万円(2018年3月期)
職員数398人(2018年9月現在)
店舗数広島市内21店舗、郊外他14店舗の合計35店舗
ホームページhttp://www.hiroshimashi.shinkumi.jp/