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2021年新春トップインタビュー 広島のトップが想いを語る

元気取り戻す 心身の健康ケア


理事長 登 道夫 (のぼり みちお)

―「2025年問題」とは。

 25年には、国民の5人に1人が75歳以上の後期高齢者になり、同時に少子化に伴う労働力不足も予想されます。
 要介護度3~5の方々に安心・安全で満足できるサービスを提供するため、介護職員の負担の軽減と業務の効率化を推進しています。
 具体的には介護リフトやロボット、人工知能(AI)を活用して高齢者の状態を把握する仕組みなどを段階的に導入し、より高齢者との触れ合いを重視するケアに集中できる体制を構築します。

―高齢者の健康維持や向上への取り組みは。

 比較的軽度な高齢者に対しては、趣味創作活動や地域の子どもたちとの交流などを通じて、元気に過ごせるようなケアプログラムを目指しています。療法士・管理栄養士による体力に応じた運動指導やタンパク質を取りやすいレシピの提案など、地域の実情に応じたフレイル(虚弱)予防にも取り組みます。
 高齢者が自宅と施設を自由に往来でき、地域と交流しながら、メリハリのある生活で活力を生み出せるようサポートします。

―生活リハビリへの取り組みは。

 一般的に、後期高齢者が2週間の寝たきりによって失う筋肉量は、7年間に失われる量に匹敵するといわれます。最新の介護機器などを上手に活用して、その方に合った生活リハビリを実施していくことで、「元気」を取り戻してもらうことが重要です。
 大切なことは、住み慣れた地域や自宅で、自分らしい暮らしができるよう、常に寄り添いながら取り組みを続けていくことだと考えています。

―コロナ禍の施設運営は。

 職員をはじめ利用者、納入業者の方々への徹底した感染予防策に加え、それぞれの家族にも理解と協力をお願いしています。
 昨夏には、外出を控える地域の高齢者にマスクや消毒液、飲料水の無料配布などを通じた生活支援と併せて安否確認を実施しました。
 厳しい状況が続きますが、地域社会の課題や要請に対し、より専門的な技術とノウハウを蓄積しつつ、地域になくてはならない、特色にあふれるサービスを提供していきます。


リハビリ風景
概要
法人名社会福祉法人白寿会
所在地〒737-0911
呉市焼山北3丁目21-5
Tel 0823(33)8000
設立1983年1月
事業内容社会福祉事業 公益事業 収益事業
資本金100万円
売上高45億8000万円(2020年3月期)
従業員数819人(2020年4月現在)
施設・センター特別養護老人ホーム4施設、介護老人保健施設4施設、軽費老人ホーム3施設、単独型デイサービスセンター2施設、地域包括支援センターほか
ホームページhttps://www.hakujukai.jp

企画・制作/中国新聞社地域ビジネス局
※2021年中国新聞元旦号に掲載したものです。