中国新聞LEADERS倶楽部
2019年新春トップインタビュー 広島のトップが想いを語る

企業に寄り添い課題解決探る

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理事長 武田 龍雄 (たけだ たつお)

―企業の課題解決に向けたサポートを強化しています。

企業に対して創業期・成長期・成熟期などの各ステージに合わせた支援が必要です。昨春、組織を改編して「企業成長サポート室」と「創業・事業承継サポート室」を設けました。職員がお客さまから事業内容や経営の悩み、将来の希望などを聞き取って記入する「事業理解シート」を導入し、経営の課題を深掘りして助言しています。

―事業承継はどう支援していますか。

中小企業を対象に無料の相談会やセミナーを開いているほか、スタッフの育成にも力を入れています。協会資格「事業承継シニアエキスパート」を持つ職員を、3年間で40人程度に増やし、各店舗に配置する計画を立てています。そのほか、コンサルティング会社と連携した支援や企業の合併・買収(M&A)も活用していきます。さらに、人材サービス会社とも提携し、人材難を抱えるお客さまの相談に応じています。

―利便性向上に努めています。

インターネットでの口座開設や、申し込みから契約までをウェブで完結できるローンの取り扱いなど来店不要のサービスを昨年4月から始めました。また、5月にリニューアルオープンした牛田支店(広島市東区)は、週末や祝日も利用できる全自動型貸金庫89台を備えており、好評です。さらに、消費増税の景気対策として国がキャッシュレス決済を推し進める中、QRコード決済の導入に向けても準備を進めています。

―農業を通じて、地域活性化に力を入れています。

農業支援に2006年から取り組んできました。JR西日本とも連携し、農産物の安全に関する国際規格「グローバルGAP」(農業生産工程管理)の取得を目指す生産法人などを支援しています。昨年、農業・食品ビジネスでの地域活性化を目的に公益財団法人日本財団の助成金を受領。生産者や食品関連企業、飲食業者などをサポートし、今年から産品のブランド化や販売会の開催、首都圏への展開などを目指した取り組みを本格化させます。

相互扶助という信用金庫の支柱を守りつつ、次代にふさわしい金融機関への改革にも取り組み、地域の持続的な発展に貢献し続けます。

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本店ビル
概要
社名広島信用金庫
所在地〒730-8707
広島市中区富士見町3-15
Tel 082(245)0321
設立1945年5月
事業内容金融業
出資金36億3470万円
経常収益226億6886万円(2018年3月期)
職員数954人(2018年3月現在)
店舗数広島県内に75店舗(うち10出張所)
(2018年12月末時点)
関連会社ひろしんビジネスサービス(株)
ひろしん保証サービス(株)
ホームページhttp://www.hiroshin.co.jp/