中国新聞LEADERS倶楽部
2019年新春トップインタビュー 広島のトップが想いを語る

農の未来 地域密着でサポート

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代表理事理事長 梶田 隆仁 (かじた たかひと)

―昨年7月の豪雨災害で広島県内の農家が大きな被害を受けました。

県内全域であれほど甚大な被害が出た災害は初めてです。農地や農業用施設も各地で被災しました。JAグループを挙げて支援隊を結成し、土砂撤去などに出動しました。また、被災地域の組合員、利用者には、生活インフラとして管轄区域を越えて移動店舗車を派遣。JA農業災害資金など低金利融資を行いました。引き続き利用者に不便を感じさせない金融サービスの整備に取り組んでいきます。

―農作物の生産者と消費者を結ぶ試みも精力的に実践しています。

「ひろしま農業応援定期貯金2018」は、りんごジュースや手作りジャムなど農業加工品を契約者に贈る定期貯金です。昨年は県内の13JA、それぞれが一品ずつ提供し、生産者からも契約者からも大変喜ばれました。11月に開催した「食農マッチングフェア」は5回目を迎えました。昨年は中国5県域が合同で行い、農作物や農産加工品の生産者106社・団体が出店。食品卸やホテルなど182社・団体が来場し、過去最大の規模となりました。生産者と消費者をつなぐかけ橋機能は、JAの使命として今後も推進していきます。

―今年は3カ年計画「JAバンク中期戦略」の初年度です。

新たな計画では、農業者の経営課題への対応等を通じて、農業の成長を支援するほか、農業・地域の資金ニーズに幅広く対応します。また、個々のライフプランに合わせた提案活動を展開し、資産形成に向けたサポートにも取り組みます。利用者ニーズが変化する中、新しい店舗形態の検討にも着手したい。このほか、JAグループ全体で自己改革に取り組み、全組合員にアンケートを実施します。総合事業としてのJAの役割をアピールしたい。

―今年の目標は。

県内JA貯金残高は3兆円の大台に近づいています。利用者目線で他業態と差別化した価値「JAらしさ」を提供し、農業・地域から一層必要とされる存在を目指したい。県内の小学5年生に教材本「農業とわたしたちのくらし」を配るなど食農教育も続けています。JAらしさとは地域密着にほかなりません。今後も「農とあゆむ」をモットーに地域社会に貢献していきます。

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概要
組合名広島県信用農業協同組合連合会
所在地〒730-0051
広島市中区大手町4丁目6-1
Tel 082(248)9505
設立1948年7月
事業内容
  • JAサポート
  • 貯金、為替、各種サービス
  • 融資
  • 有価証券運用
  • 代理業務  他
出資金802億円
経常収益265億6461万円(2018年3月期)
職員数172人(2018年3月現在)
関連会社(株)広島県農協情報センター
ホームページhttp://www.jabankhiroshima.or.jp/