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2021年新春トップインタビュー 広島のトップが想いを語る

ウェブ配信活用 視聴の幅拡大


代表取締役社長 久保 雅史 (くぼ まさふみ)

―昨年を振り返って。

 新型コロナウイルスの感染拡大によって、イベントコンテンツの中止や延期が相次ぎました。「HFMリレー×リレーマラソン」や当社が主催する音楽ライブ、番組の公開収録など。今や放送事業と両輪となっているイベント事業の停滞は、経営的に痛手となりました。
 一方、「おうち時間」の増加でプラスに働いた面もあります。リモートワークや家事のお供に聴こうと、ラジオのネット配信サービス「radiko(ラジコ)」の利用者が増加。番組に寄せられるメール投稿も増えるなど、ラジオのニーズの広がりを感じています。

―ウェブ配信などを活用した新規コンテンツに力を注いでいます。

 オンライン開催となった昨年の「酒まつり」(東広島市)で、公式バーチャルラジオ局「カンパイ!ラジヲ」を2日間限定で開局しました。動画投稿サイト「ユーチューブ」のライブ配信機能を使って、「神原隆秀のGOOD JOG」など当社の人気番組をスペシャル版で配信。ライター吉田類さんと俳優鈴木砂羽さんによる酒蔵対談、アーティストの生ライブなどが盛り上がり、多くの方に視聴していただきました。
 このほか、試合や発表の場が失われながらも部活に取り組む中高生の元気を取り戻そうと、特設サイト「中国電力 スポ夏の思い出プロジェクト」を開設。中国電力(広島市中区)との共同プロジェクトで、部のアピール動画やスゴ技動画を募集し、100本近くが寄せられました。

―番組が表彰を受けました。

 2020年日本民間放送連盟賞ラジオ生ワイド番組部門で、「大窪シゲキの9ジラジ 9ジラジ卒業式生放送スペシャル」が開局以来初受賞となる最優秀賞に選ばれました。
 また、教養番組部門では、現役高校生が出演した「ボクと彼女の音がたり~効果音から作るラジオドラマ~」が優秀賞に選ばれました。両番組とも中高生の心情に寄り添った番組制作が高い評価を得ました。

―今年の抱負は。

 来年の開局40周年に向けて準備を進める一年になります。今後も、地域やリスナーに寄り添う番組を作り、イベントや新たなコンテンツの提供にも力を入れていきます。


最優秀賞に選ばれた9ジラジ卒業式のメンバー
概要
社名広島エフエム放送株式会社
本社所在地〒734-8511
広島市南区皆実町1丁目8-2
Tel 082(251)2200
設立1982年2月
事業内容超短波放送による基幹放送事業
資本金8000万円(資本準備金含めて5億円)
売上高7億5841万円(2020年3月期)
従業員数27人(2020年11月現在)
支社・支店東京支社
ホームページhttp://hfm.jp

企画・制作/中国新聞社地域ビジネス局
※2021年中国新聞元旦号に掲載したものです。