中国新聞LEADERS倶楽部
2019年新春トップインタビュー 広島のトップが想いを語る

路面電車•バス 共通定期目指す

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代表取締役社長 椋田 昌夫 (むくだ まさお)

―今年3月、新型の超低床車両「グリーンムーバーエイペックス」を導入します。

JR広島駅一帯や広島市内中心部の風景が再開発などで変化する中、これまでの路面電車のイメージを変える車両を目指しました。コンセプトは「未来とスピード」です。モノトーンのシャープな外観が特徴で、日本語と英語、韓国語、中国語の4カ国語に対応した案内表示器を備えています。

―利用者の利便性向上に力を注いでいます。

昨年5月、他のバス事業者の定期券を相互に利用できる「バス共通定期券制度」を導入しました。次には新たに電車も加えて「電車バス共通定期券制度」を実現したいと考えています。JR広島駅を起点に広島市の中心部を循環する路線バス「エキまちループ」の運行もスタートしました。「分かりやすくて便利」とお客さまに好評です。

「広電本社前」電停の改修も完了しました。将来的には電車とバスの乗り換えがスムーズにできる、国内でも先進的な電停にしたいと意気込んでいます。

―社員の働き方改革に熱心です。

社員の「働きやすさ」がサービス向上につながると考え、職場の環境を改善しています。「短時間正社員制度」や「シニア社員制度」など制度面でのサポートをはじめ、昨年4月には企業内保育施設「ひろでんまめっこ保育園」(広島市中区)を開設しました。現在14人の子どもたちが元気に通っています。今後も社員の多様な働き方を考慮し、優秀な人材に長く働いてもらえる環境を整えます。

―公共交通に携わる企業として、果たしていきたい役割は。

今年はこれまでまいてきた変革の種を育てる年にしたいと、決意を新たにしています。年々増加する外国人観光客向けの周遊乗車券のサービスを拡充するなど、インバウンド対策を強化していきます。また、広島市は国土交通省が推進する「コンパクトシティのネットワークづくり」に適した街だと考えています。公共交通がもっと「乗りやすく、分かりやすく」なれば、広島市もさらに「出かけて楽しい街」になるはずです。利用者の利便性を高め、地域のイベントや施設とも連携を図り、街のにぎわい創出に貢献します。

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新型車両グリーンムーバーエイペックス
概要
社名広島電鉄株式会社
所在地〒730-8610
広島市中区東千田町2丁目9-29
Tel 082(242)3521(総務課)
設立1942年4月
事業内容鉄・軌道事業、自動車事業、不動産事業
資本金23億3562万5千円
売上高218億4200万円(2018年3月期)
従業員数1755人(2018年3月末現在)
関連会社広電建設(株)、広電エアサポート(株)、備北交通(株)、(株)広電宮島ガーデン、宮島松大汽船(株)、(株)ヒロデンプラザ、(株)グリーンバーズ・ヒロデン、(株)ホテルニューヒロデン、エイチ・ディー西広島(株)、広島観光開発(株)、(株)交通会館、芸陽バス(株)、ひろでん中国新聞旅行(株)、大亜工業(株)、広島観光汽船(株)、(有)やまとタクシー
ホームページhttp://www.hiroden.co.jp/