中国新聞LEADERS倶楽部
2019年新春トップインタビュー 広島のトップが想いを語る

ファンと結束 太陽系で一番に

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オーナー 松田 元 (まつだ はじめ)

―今季のキャッチフレーズは「水金地火木ドッテンカープ」。ユニークなフレーズに、どのような意味を込めましたか。

今季、日本一を目指していく中、口にするならばより高いところでなければなりません。そこで、世界一を飛び越え、太陽系一を狙っていくという意味を込めています。太陽系の惑星を家族に例えれば、カープにも家族のような一体感があります。

親しみがあり、誰もがそらで言えるような言葉。気持ち良くなるようなフレーズはみなさんが1年間、口に出してくれる。基本となるアイデアは私が出し、「ドッテンカープ」という部分はみんなで考えました。

―日本シリーズで敗れた悔しさは強かったですか。

相手のミスに付け込む、うちらしい野球をしようとしました。そこは間違っていません。シーズン中は相手に心理的に圧迫を与えて勝ってきました。ただ、日本シリーズでは相手がミスをしなかった。もう一歩でした。ファンが一体となって野球に夢中になって、応援してくれました。そのエネルギーは日本一へ向かっていました。そこで喪失感を与えてしまいました。今季は何とか頑張らないといけません。

―3年連続でセ・リーグを独走するなどチーム力は上がっています。

カープには歴代の素晴らしい監督たちがつくり上げてきた昔からの流れがあります。今の強さも野村謙二郎前監督が育て、緒方孝市監督が生かして、成果を上げています。立て直す苦しさもある。成果を上げる苦しさもある。そうやってこの球団は続いています。緒方監督はすごく大変だと思います。あれほどまで身を粉にする姿。今日勝つために一生懸命になっています。

―マツダスタジアムは開場11年目を迎えます。

今年改修するスコアボードを生かし、新たな取り組みを考えています。ファンが球場を訪れたら、周囲のみんなに歓迎されている感じがして、心が温かくなるような企画にします。技術や科学が進歩すれば、それに対し息苦しさを覚えることもあるでしょう。そんな時代だからこそみなさんが求めているのは、温かみや仲間意識ではないでしょうか。それを次の10年はやっていかなければならないと思っています。

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2019年のキャッチフレーズ
概要
社名株式会社広島東洋カープ
所在地〒732-8501
広島市南区南蟹屋2丁目3-1 マツダスタジアム内
Tel 082(554)1000
設立1956年1月1日
事業内容プロ野球チームの運営及び試合の興行
資本金3億2400万円
売上高188億681万円(2017年12月期)
従業員数143人(2018年11月現在)
関連施設屋内練習場、大野練習場、由宇練習場、大州寮、大野寮
ホームページhttp://www.carp.co.jp